憧れのあの人に聞く!19の質問から紐解く「夢を叶える」方法

GATTA(ガッタ) > スペシャルコンテンツ > society > 憧れのあの人に聞く!19の質問から紐解く「夢を叶える」方法

自らの道を切り開き、進み続けている憧れのあの人は、何を考え、挑戦しているのか。
仕事やプライベートで好きなことなど“19の質問”をぶつけ、女性たちが自分らしく輝くためのヒントを探ります。
今回は、独自の感性から生まれるミニマルシックなファッションを提案しているブランドRIM.ARKのクリエイティブディレクター兼デザイナー 中村真里さんにお話を伺いました。

Q1:今、どんな仕事をしていますか?

メインの仕事はデザイナーです。インスピレーションを受けたものから服に落とし込むことが多いので、シーズンが始まる前にどういう流れで創り上げるか、ボードにまとめてからデザインを起こしています。
それ以外には、ブランドの世界観をつくることもわたしの仕事です。
カタログやSNSにアップされる写真など、みなさんの目に入るものはすべて関わっているので……やること山積みです(笑)

Q2:今の仕事に就こうと思ったきっかけは?

もともとは、福岡で美容師をしていました。そのとき働いていた美容院が、たまたまファッションスナップの依頼を多く受けているところで。「もっと幅広く、ファッションを知りたい」と実際に東京に服を見に行く機会も増え、だんだんと服にかかわる仕事がしたいと思うようになりました。

Q3:自分のブランドを持つことになった経緯は?

バロックとは別のところで接客を学んだあと、SHEL’TTER博多店で働きはじめました。そこで「東京に行きたい」という思いを伝えたら、1か月後に異動になって。

-いきなりですね!

本当に突然で(笑)家も決まっていなかったので、1か月くらい寮に住んでいました。そのときに社内の誰もが受けられて、グランプリを取ったら“夢を叶えてもらえる”というコンテストがあったんです。
「夢を叶えてくれるなんて、本当かな?」と思ったけど、仲の良い先輩たちも応募していたし、グランプリを取れなくてもいい経験になると思って挑戦しました。
その結果、グランプリをいただけて、自分のブランドを持つことになりました。

Q4:自分のブランドをつくるという夢は、いつから持っていた?

販売をしているときに「自分のブランドを持つって、どういうことなんだろう」とよく考えていて。「何を考えて、これをつくったんだろう」と考えることが好きなんだと気づいたときから、「自分のブランドを持てたら幸せだろうな」と思うようになりました。

Q5:2016SSの立ち上げから3年、変化はありますか?

最初はひとりだったけど、今はたくさんの人に助けてもらっています。この3年は、本当に一瞬でした。

Q6:3年前のご自分に一言かけるとしたら?

「想像以上に大変だよ」って言いたい(笑)

ブランドを立ち上げた当初は孤独感と不安を抱えて、毎日を過ごしていたなぁと思います。とにかく地道で、いつどこでブランドを立ち上げて良かった!と思えるのだろうと、帰り道によくひとりで考えては、その日がくるまで“とにかく頑張るしかない!”と自分自身を励ましていましたね。

そのときの精神面も、今考えたら弱かったなぁと思います。でも1年後、お店ができたことで、お客様と話せるきっかけになり、自分がデザインした服で人が笑顔になる瞬間を見たとき、すべてが報われる想いでした。
なので、自分を信じで地道にやり続けること、それが大事だということを伝えたいです。当時は「こんなに忙しいんだ……」って感じていたけど、今と比べたら10分の1くらいで(笑)でも、今思えば全部勉強で、自分にプラスのことしかありませんでした。

Q7:デザインはどのように考えていますか?

実際に見たものから得たインスピレーションを落とし込むことが多いです。

国内外問わず、常にインスピレーションが受けられそうなギャラリーはリサーチしているのですが、その中から場所を決めて、半期に1回くらいのペースで海外にも訪れています。

Q8:2018年AWのコレクションはどこから着想を?

去年はドイツのミュージアムに行きました。そこで出会ったドーム型のギャラリーからインスピレーションを受けてできたのが、オリジナルで作成したキルティングです。

立体感を表現する素材としてキルティングを選んだり、幾重にも重なる建物をレイヤートップスに落とし込んでみたり、建物に使われていたバイカラーの色味をパントーンに落としてテーマカラーにしてみたり……色々なものを服で表現するのが面白いんです!

Q9:この秋冬イチオシのアイテムは?

コートですね。たくさんあるんですけど、RIM.ARKらしいシルエットなのは、『ルーズオーバータックコート』。1枚でさまになります。

Q10:トレンドは意識しますか?

もちろんコレクションは、チェックします。でも、それより自分が感じたことを落とし込んだ服とか、自分が素敵だと思ったアーティストとコラボした服を発信していきたいです。

Q11:コラボレーションは毎シーズンしているのですか?

2018AWのSAYORI WADA(サヨリ・ワダ)さんとのコラボがはじめてです。

たまたま素敵な絵を海外のメディアで見つけたのがきっかけでした。調べてみたら日本人の方でしかも日本でイベントがあるということがわかって! 実際にイベントに行って、SAYORIさんの絵をわたしがデザインした服に落とし込みたいということを伝えて、実現することになりました。

Q12:2019SSにはコラボアイテムはありますか?

今回はコラボレーションではないのですが、今日着ているドレスもプリントされている絵をAlicia(アリシア)という女性デザイナーに描いてもらいました。ロンドンまで実際に会いに行って、決めたんです!
“とらわれない自由さ”そして“たくましさや美しさ”のある“前向きな女性”というインスピレーションがフリーハンドで表現されています。花柄のジャガード織りの上からプリントしたこだわりのシリーズです。

この日はAliciaの絵柄をネイルにも

ほかには、RIM.ARKとしては初めてフィットネスウェアを、ネイルアーティストのHana4(ハナヨ)さんとコラボしてつくりました。たまたま同じヨガ教室に通っていたのがきっかけで「幅広い世代の方が、自分を保つために積極的に汗を流しているのってかっこいいよね」という話になって。機能性はありながらも、ファッショナブルでアクティブな気持ちになれるウェアをつくることになりました。

Q13:今後、挑戦したいことは?

自分が35歳になっても着たい大人向けの服もつくっていきたいです。あと、これまでブランドとしてやってこなかったことにも、どんどん挑戦したいなと思っています。

Q14:休みの日の過ごし方は?

都内の美術館やギャラリーを巡ったり、本屋さんに行ったりしています。映画館やヨガに行ったりもしますね。

Q15:カバンの中、見せてください!

没頭して読むことができる小説が大好きです。今読んでいる『星がひとつほしいとの祈り』(原田マハ / 実業之日本社文庫)は、西本早希さんに誕生日プレゼントとしていただきました。
読み始めたばかりですが、読書家からのおすすめの1冊なのでさすが。時間があれば、すぐ読めるように持ち歩いています。

Q16:メイクのポイントは?

どこかしら“抜け感”を出すことです。口紅を濃くしたいなら、チークを薄くするなど、足し引きには気をつけています。

Q17:子どものころの夢は?

卒業文集には“雑誌に出る人”と書いてありました!

Q18:座右の銘は?

座右の銘ではないのですが、セリーヌの前デザイナーPhoebe Philo(フィービー・ファイロ)の「Less is More(少ないことは、豊かなこと)」という言葉は、自分にとってもブランドにとっても突き刺さりました。

RIM.ARKは、“シンプルだけど、シルエットにこだわる”ことを大切にしていて。着る人自身が輝くことをお手伝いするものとして存在する服をつくっていきたいと考えているので、「本当にそうだなぁ」と改めて感じた言葉でしたね。

Q19:自分らしく輝き続けるためには?

この仕事に就くまでは、保守的だったんです。ずっと美容師をやっていくと思っていました。
でも、本当にわかりやすく、一歩踏み出したら、そこから何にでも挑戦するようになったんです! 失敗を恐れなくなったというか。失敗しても死ぬわけじゃない、やってみてダメだったらしょうがないって。
もちろんやる意味がないと最初からわかっていることはやりません。そのことにどれだけ自分が注力できるかが大切。自分の熱を人に伝えて、伝わったら「よし、やろう!」ってチャレンジしています。

RIM.ARKクリエイティブディレクター/デザイナー。上質感と知性を感じさせるミニマルシックなファッションを提案している。