
もっと楽に考えて。ストレスに負けない心を作る3つの「C」とは
同じ状況に遭遇しても、人によってとらえ方は違ってくるものです。例えば、コップに半分まで入っている水を見たときに「半分しか入っていない」ととらえるか「半分も入ってる」ととらえるか、あなたはどちらのタイプでしょうか。
逆境の中では、悲観主義者よりも楽観主義者の方が、心が折れることなく仕事に取り組むことができるのだそう。また、ネガティブな気持ちは、大きなストレスになりあなたの心や健康をむしばんでしまうことも。
そこで今回は、児玉光雄 著『逆境を突破する技術「折れない心」を科学的に習得する極意』を参考に、楽観主義者になるためのコツをご紹介します。
レジリエンスとも深い関係がある3つのC
ニューヨーク私立大学(米国)の心理学者であるスーザン・コバサ博士は、大きなストレスを抱えた状況でも病気にならない人をハーディネスと名付けました。
この考えは、逆境やトラブルに適応する能力であるレジリエンスと同じではないでしょうか。コバサ博士はハーディネスを支配する要素に3つのCをあげています。
(1)逆境や困難から逃げない勇気
1つ目は、“Commitment”かかわることです。ハーディネスが低い人は、挫折してしまったときに、それを忘れようとする傾向があるのだそう。逆境や困難から逃げてしまうのです。しかし、それでは問題は関係しません。
(2)自分を弱さを制御すること
2つ目は“Control”制御することです。高いハーディネスの持ち主は、自分の弱さを制御して、困難に立ち向かうことができます。
(3)挑戦し続けることを諦めない
3つ目のCは“Challenge”挑戦することです。ハーディネスが低ければ、困難を恐れるあまり挑戦することを避けてしまう傾向にあるそうです。
逆境の中でも、挑戦することを諦めなければ、解決策を見つけ出して自分を成長させることができます。
逆境を突破するために重要なのは、適応力や柔軟性なのではないでしょうか。人であれば、落ち込むことや逆境の中で諦めてしまいそうになることもあります。
その気持ちに囚われずにきちんとかかわり続けること、そして自分のネガティブな感情をコントロールし、挑戦することを諦めないこと。
それらが、逆境を突破するための折れない心を作るのかもしれません。
【参考】
※ 児玉光雄 著『逆境を突破する技術「折れない心」を科学的に習得する極意』(SBクリエイティブ刊)
【画像】
※ Aleshyn_Andrei / shutterstock
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