
モチベーションが最大の武器!? 逆境を乗り越える「やる気」の高め方
あなたは常に何かに挑戦しようとするタイプでしょうか。それとも、現状維持を心がけるタイプですか。
自分にとって高い壁を乗り越えようとするのは、とても勇気がいることですよね。その一歩を踏み出すためには、自身の“やる気”が必要不可欠です。
しかし、どうにも“やる気”がでないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、児玉光雄 著『逆境を突破する技術「折れない心」を科学的に習得する極意』を参考に、逆境でも“やる気”を高めるためのヒントをご紹介します。
モチベーションの4つの系統を理解する
“モチベーション”って、よく聞く言葉ですが何となく使っていることも多いのではないでしょうか。じつは、モチベーションには4つの系統があるのです。
・緊張系モチベーション
・希望系モチベーション
・持論系モチベーション
・関係系モチベーション
緊張系モチベーションとは、プレッシャーやストレスによって発生するモチベーションのことです。期限が設定されていることや、「絶対にやらなければならない」という気持ちから生まれてきます。
次に、希望系モチベーションは、夢や希望に向かって突き進もうとするときに発揮されるモチベーションです。一般的に“モチベーション”は、こちらの意味で使われることが多いと思います。
持論系モチベーションは、「自分のやり方でやりたい」というモチベーションのこと。
最後に、関係性モチベーションは協働で何かを成しとげようとするときに発揮されるものです。
どのモチベーションが自分に合っているかはひとそれぞれ。まずは、自分の“やる気”を高めるモチベーションがどの系統に当てはまるのかを見つけところから始めましょう。自身の“やる気”を高めるモチベーション系統を見つけることは、逆境を乗り越えるための大きな武器になります。
「いつか」ではなく期限を決めて行動を起こす
4系統のモチベーションの中でも、緊張系と希望系は対照的なモチベーションだといえます。
自分の夢や目標について考えることは、希望系モチベーションの典型です。しかし、「いつかやろう」や「そのうちがんばろう」という気持ちのまま、何年も夢を見続けているだけ人もいるのではないでしょうか。具体的な行動がともなわなければ、夢が叶うことはありません。
行動を起こすには、期限や危機感を加えることが行動力を加速させるカギになるのだそう。希望系モチベーションに、期限や危機感から発生する緊張系モチベーションが加わることで、より強固なモチベーションになるのです。
【参考】
※ 児玉光雄 著『逆境を突破する技術「折れない心」を科学的に習得する極意』(SBクリエイティブ刊)
【画像】
※ Dirima / shutterstock
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