
秋は日本再発見の旅へ、神話が宿る「霧島神宮」【九州・鹿児島】
連休がいくつもある秋はお出かけの計画が盛り上がりますよね。週末を利用しての旅行なら国内旅行が狙い目。紅葉や美食を目当てに“美しき日本の風景を再発見する旅”に出かけるなら、最高のシーズンです。
鹿児島で出会う日本の美しさ
九州は鹿児島といえば、『桜島』や『指宿温泉』などが有名な観光地ですが、神様のおひざ元ともいえる『霧島』の存在を忘れてはなりません。
『霧島』は鹿児島県の中央に位置し、空港から車で30分ほどとアクセスも便利。日本ではじめて国定公園に指定された霧島連山の雄大な自然と、その山々から湧き出でる豊富な温泉、そして我が国創生の物語国神話の主人公瓊瓊杵命(ににぎのみこと)を祀る(まつる)『霧島神宮』をはじめ伝説や神話に彩られた場所です。
霧島観光のメインスポット

出典:https://gatta-media.com
瓊々杵尊(ににぎのみこと)は天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたる神様で、大神からの神勅(しんちょく)により三種の神器を手に霧島の北に位置する高千穂に地立ち降りたと伝わる『天孫降臨』の主人公。
今の天皇家の先祖にあたる神様です。その瓊瓊杵命(ににぎのみこと)を祀った『霧島神宮』は、もともとは降臨の地として伝わる高千穂峰にありましたが、たび重なる火山の噴火により今から300年ほど前に現在の場所に移され、現在は霧島観光のメインスポットとなっているのです。
スピリチュアルなパワーを感じて

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自然の中によく映える朱色の本殿がひときわ目をひく『霧島神宮』は、荘厳な美しさにつつまれた社(やしろ)。そのフォトジェニックな姿は一見の価値ありと言えるもので、鹿児島を訪れたならぜひ足を伸ばして欲しいスポットです。

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パワースポットとしてもよく知られ、参道に一歩足を踏み入れると空気が凛とした佇まいに一変するのがよくわかります。まるで外界から遮断され、ここだけは神様の領域とでもいわんばかりの澄んだ空気は、訪れる人々を特別な時空へ導くかのよう。
七不思議をめぐるコースも
この『霧島神宮』を含む『霧島六社権現』(合祀により現在は五社となっています)をめぐるスピリチュアルコースは霧島の人気の観光コースとなっています。清々しいパワーで日々の雑念を一掃したい人には最適のコース。

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また、霧島には種を蒔いた覚えがないのに稲穂が実る『蒔かずの種』をはじめとし、地元の人々の間で語り継がれる“七不思議”もあるので、この七不思議をめぐるコースもおすすめです。
たまには神様に会いにいく週末の旅などいかがでしょうか。
【旅のinfo】
※ 霧島神宮
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