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捨てることが苦手な人が知るべき、モノとの向き合い方・手放し方

2017.09.04 20:00

“片付けたいけれど、モノを捨てるのが苦手”という方、意外と多いですよね。「まだ使えるかも」「捨てたらあとで後悔するかも」といった思いからなかなか捨てられず、結局モノで溢れてしまいなかなか片付かないというパターンになりがち。

そこで今回は、モノを捨てるのが苦手な方へ片付け方のヒントをお伝えます。

 

「捨てる」ではなく「今使いたい」を選ぶ

出典:https://gatta-media.com

捨てることが苦手なタイプの方は、“捨てる”“手放す”という行為に拒否反応を示してしまい、片付けが前に進まないことが多いのではないでしょうか。まずは“捨てる”ではなく“今使うモノを選び取る”ことに意識を集中させてみましょう。

オススメは、洋服や食器など“使っている・使っていない”を白黒つけやすいモノから手を付けること。一度、“直近1ヶ月以内に使ったモノ”だけにクローゼットや食器棚の中身を絞ってみてください。ただし洋服の場合は、シーズンオフのものや礼服など性質が違うものもあるので、それらは例外です。

もしあまりにもスカスカになるようでしたら、“そこまで使ってなかったけど、置いてあるだけで気分がアガるモノ”も、収納がパンパンにならない分量までであれば入れてあげてOKです。

そしてそこで選抜落ちしたモノたちは、ダンボールに詰めておくなどして一旦寝かせておきます。この時点では、捨てる捨てないは考えなくても大丈夫です。

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こうして絞り込んでできあがったクローゼットや食器棚の中身が、“一軍アイテム”になります。

この状態で、1ヶ月くらい生活してみてください。びっくりするくらい生活がラクになると思います。

もし、暮らしてみて“やっぱりこれも必要だった”という隠れ一軍アイテムがあったら、それはダンボールから救済してOKです。ただ、結局救済されるものはほとんどなかった、というケースが多いもの。そのくらい普段使わないモノに囲まれて暮らしているんだな、ということに気づくはずですよ。

 

「使わないモノ」との向き合い方

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選抜落ちしたまま救済もされなかったモノたちは、“使わないモノ”認定ということになります。ただ、恐らく捨てられない方はここから進めるのが大変なのではないでしょうか。

ここで大事な考え方は、“モノの目的は使われること”であるということ。

つまり、使われていないということは、捨てられているのと変わらないということであり、それはモノにとってはとても不幸なことです。

もし、自分が大事にしてあげられないモノなのだとしたら、潔く必要としてくれる次の持ち主にバトンを渡してあげるのがそのモノにとっては幸せなはず。

そんな考え方で、自分や家族が束縛してしまっているモノたちを手放してあげてはどうでしょうか。

 

「捨てる」以外の選択肢を持つ

モノを“手放す”と決めたら、手放し先を決めておくのも大事なことです。

洋服の場合はリサイクルショップなどでも比較的引き取ってもらいやすいですよね。ノーブランド服も対応しているところでは『キングファミリー』や『ドンドンダウンオンウェンズデイ』なども有名です。

ちなみに筆者は、リサイクルショップ以外では、ブランド問わず回収してもらえるので『H&M』の引取サービスをよく利用しています。また、洋服以外では『エコリング』がオススメ。ほとんど買取NGのものがないため利用しやすく、訪問買取もやってくれます。

 

“捨てる”ことよりも“使うモノを選び取る”“使わないモノを旅立たせてあげる”ことに目線を持っていくと、少し意識を変えることができるかもしれません。

捨てるのが苦手な方は、ぜひ一度実践してみてくださいね。

 

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整理収納アドバイザー
LIFE WITH主宰。2人の男児の育児・家事・仕事の両立に奮闘中の整理収納アドバイザー。「元・汚部屋ワーママ」「超ワンオペ育児」だった経験を基に、忙しいママをもっとラクに、楽しくするための収納・インテリアを提案。

日本テレビ「ヒルナンデス!」にも整理収納の達人として出演するほか、雑誌・書籍の掲載も多数。2018年12月には初の著書となる「自動的に部屋が片づく 忙しい人専用 収納プログラム」(KADOKAWA)を出版。