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「何から手を付けたらいいかわからない人」が知るべきお片付けのキホン

2017.09.01 21:00

お片付けに興味はあるものの、「どこから手を付けたらいいかわからない!」、「収納グッズを買ってみたりするもののなかなか片付かない!」という方は、とても多いのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、お片付けを始める前にぜひじっくり考えていただきたい“お片付けのキホン”についてお伝えします。

 

「誰のために・何のために」片付けるのか

出典:https://gatta-media.com

まず、お片付けを始める前に考えていただきたいのが、“なぜ片付けたいのか?”ということです。つまり、お片付けの目的です。

今、自分や家族は片付かないことで何に困っていて、お片付けができたらその先にどんないいことが待っているのか?それを整理してみてください。

これは、お片付けにくじけそうになったときに、立ち返ることでモチベーションを維持する源にもなるものです。

できれば紙に書いてみたりして、あとで振り返れるように残してみましょう。

 

「どんな家にしたいか」方向性を決める

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お片付けの目的を整理したら、今度はそれを達成するために“どんな家にしたいか”の方向性を決めていきます。

たとえば、

・とことん時短家事ができる家

・子供が自分でお片付けができる家

・おしゃれで友人が呼べる家

といったことです。

いくつも目指したい方向性がある方は、その中での優先順位をつけてみてください。そうすることで、自分はどうしたいのかが少しずつ見えてくるはずです。

 

イメージを具体化する

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方向性が決まったら、今度はそれを実現させるためのイメージをもっと具体的にしていきます。

たとえば、「家事のモチベーションがアガるおしゃれなキッチンにしたい!」と方向性を決めたら、それを目指してひたすら情報収集します。

筆者の場合は、雑誌や収納本、ブログなどのキッチン収納をコピーしてスクラップしたりしていました。

事例を集めていくと、「私の好きなキッチンってこんな感じかな?」というイメージが固まっていきます。

 

アクションプランを立てて実行する

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イメージを固めたら、どこに何を収納するか、なんの収納用品を使うかを収納場所の採寸をしながら決めていきます。

『IKEA』や『無印良品』などの収納用品はネットでもサイズがわかりますが、100均などの場合はネットには出ていないことが多いので、メジャーを持ってお店に行ってみるのもオススメです。

筆者が普段お片付けのお手伝いで他の方のお宅にお伺いする際は、収納場所の写真をベースにどこに何を収納するかを提案書にまとめて、事前に提出することもあります。

そして収納用品を一通り揃えたら、あとは満を持して一気に作業! 最初に決めたGOALを目指してただひたすら作業します。

 

これがお片付けのキホンです。「なんだか面倒くさそう……」と思った方もいるかもしれません。

ですが、よくビジネスの世界などでも“散歩のついでに富士山に登った人はいない”といわれたりします。

富士山に登ると決めたら、それに向けてルートを決めたり体力作りをしたり、必要なグッズを下調べして準備したりしますよね。

お片付けもそれと同じことで、“本気度”を持って目標を決めて、事前準備をすることが大事です。

面倒かもしれませんが、「絶対片付けを成功させる!」という強い気持ちを持って、今回ご紹介したキホンを実践してみてくださいね。

 

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整理収納アドバイザー
LIFE WITH主宰。2人の男児の育児・家事・仕事の両立に奮闘中の整理収納アドバイザー。「元・汚部屋ワーママ」「超ワンオペ育児」だった経験を基に、忙しいママをもっとラクに、楽しくするための収納・インテリアを提案。

日本テレビ「ヒルナンデス!」にも整理収納の達人として出演するほか、雑誌・書籍の掲載も多数。2018年12月には初の著書となる「自動的に部屋が片づく 忙しい人専用 収納プログラム」(KADOKAWA)を出版。