
好きなことを「仕事にできる人」と「そうでない人」の違いって何?
あなたにとって、仕事とはどういうものでしょうか。仕事は我慢すること、お金をもらうための手段だからしょうがない……そんな風に思っているとしたら、すごくもったいないことをしているのかもしれません。
人が仕事に費やす時間は、なんと人生の4分の1なのだそう。それだけ多くの時間だからこそ嫌なことを我慢するのではなく、楽しくてやりがいが感じられる時間にしたいですよね。
そこで今回は、角田陽一郎 著『「好きなことだけやって生きていく」という提案』を参考に、好きなことを仕事にできる人とそうでない人の違いについてご紹介します。
「好きなこと」に縛られている?
そもそも“自分が本当に好きなことがわからない”“やりたい仕事が見つからない”と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな人は、今、自分が抱いている夢の中から“好きなこと”を見つけようとしている場合が多いそう。だからこそ、“本当にこれは自分がやりたいことなのか”など真剣に考え過ぎてしまうのです。
“夢=好きなこと”という考えに縛られていませんか? 今の自分がもつ夢だけが好きなことではありません。実現が難しかったり、今叶えたい夢がなかったりするのなら、ほかの“好きなこと”をこれからつくれればいい。それが“好きなこと”を仕事にするための最大のコツなのだそう。
人は知らないものを「好き」になれない
では、“好きなこと”を増やすためには、どうすればいいのでしょうか。まずは、色々なことに興味を持ち、それについて知ろうとすることが大切だそう。世の中のすべてのことが、あなたにとっての“好きなこと”になる可能性を持っているのです。誰もがすぐインターネットにつながる環境にある時代、知らないことはすぐに検索してみるなどといった方法は今すぐできますよね。
“好きなこと”をたくさんつくり、その中から仕事にできそうなもの、今の仕事に取り入れられそうなものを選択することができれば、“好きなこと”を仕事にできる可能性はぐっと広がります。また、選択肢が増えれば、たとえ失敗したとしても、すぐ別の“好きなこと”に挑戦することもできるんです。
もしあなたが今の仕事が嫌でたまらないと思っているとしたら、一度その先入観を捨て仕事に向き合ってみて。嫌いなことの中にも、自分の興味関心につながる部分が必ずあるはずです。
“好きなことが見つからない”“今の仕事は自分のやりたいことじゃない”そんな風に感じながら、仕事をしていくのはとても苦しいこと。世の中のあらゆることを自分事化することが、“好きなこと”を仕事にする第一歩だといえるのではないでしょうか。
【参考】
※ 角田 陽一郎著『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(アスコム刊)
【画像】
※ Aleshyn_Andrei / shutterstock
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