
ガイドブックには載ってない。南仏プロヴァンス「ヴァルボンヌ村」散策
「日本人女性は、きっと好きだと思う!」
夏が本格化しはじめる6月末、筆者がフランス プロバンスに滞在していたときに出会った、世界を飛び回っている韓国の旅行業界の男性に太鼓判を押されたのが、『Valbonne (ヴァルボンヌ)』という、小さな村でした。
調べてみると、滞在先から片道25分ほどという、少し頑張れば歩ける距離。そこで、さっそく昼下がりに散策に出かけたのです。
南仏の小さな村「ヴァルボンヌ」散策

出典:https://gatta-media.com/
ニースから西に30km、カンヌから13kmほど北に入った山の中に位置し、自然に囲まれたこの小さな村には、大きなお店はありませんが、インテリアや雑貨のショップ、カフェなどが、ちょこちょこと並んでいます。

出典:https://gatta-media.com/
30分もあれば端から端まで歩けてしまうくらい小さな村なのに、どの建物も、南仏特有の淡く美しい配色の壁で、おしゃれで洗練されているブティックばかり!
路地にある花や植物も、周囲の景観をさりげなく引き立てていますよね。

出典:https://gatta-media.com/
どうやら、この場所は近郊に評判の良いインターナショナルスクールもあるようで、北ヨーロッパから移り住む方や、別荘を構える方も多いそう。

出典:https://gatta-media.com/
プロヴァンスの人々の暮らしぶりを垣間見る
中世のヨーロッパでは昔から戦争が繰り返されてきたこともあり、防護策として丘の上に“鷲ノ巣村”と呼ばれる村が多く造られたという歴史があります。
その中世の村のなかでも、『エズ村』は、日本のガイドブックにもたくさん載っているので、ご存じの方もいるのではないでしょうか? 『エズ村』の可愛い街並みや、岩山から見下ろす地中海の絶景は有名ですが、すでに観光地化されているので、実際に住まう人々の暮らしぶりを見るのは、なかなか難しいかもしれません。

出典:https://gatta-media.com/
その点、有名観光地に比べ、『ヴァルボンヌ村』はまだまだ知られていないので、人々の暮らしに自然に溶け込むような静かな落ち着きを感じます。この日も、日本人観光客は、一人も見かけませんでした。

出典:https://gatta-media.com/
広場の近くにあった薬局に立ち寄ってみると、日本でも有名なプロヴァンス発コスメ『ロクシタン』がたくさん並んでいました。物価の関係で、残念ながら日本より安く買えるというわけではないのですが、日本では見かけないアイテムを探すのも面白いのでは?

出典:https://gatta-media.com/
南仏の小さな村は、何か大きな観光名所があるわけではないですが、だからこそ、石畳を踏みしめながら散策するだけでも、人々のリアルな暮らしが垣間見え、ほっこりと癒されるのかもしれませんね。
【旅のinfo】
※ valbonne
【関連記事】