
チャンスは半年だけ。この夏は神秘的な風景と出会う上高地へ
暑い都会から逃げ出して、避暑へ行くなら断然山!ということで、この夏休みに山や高原リゾートへの旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。
東京から気軽に行けるリゾートというと軽井沢や八ヶ岳が思い浮かびますが、あと少し足を伸ばして上高地という選択もあります。
日本の山岳リゾート発祥地

出典:https://gatta-media.com
長野県西部、北アルプスの谷間に位置する上高地は、標高1,500mに位置する全域が国の特別名勝・特別天然記念物の指定を受ける景勝地で、日本の山岳リゾートの発祥の地でもあります。

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穂高連峰や槍ヶ岳への登山基地となるので、本格的な登山客の姿が多いのはもちろんですが、この標高でこれだけの広さの平坦地がある場所は日本ではとても珍しいため、『帝国ホテル』や『徳澤園』をはじめとしたホテルや宿泊施設が充実するリゾート地になっているのです。

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梓川に沿って温泉やリゾートホテル、キャンプ場などが点在し、森林や湿原などを散策するハイキングコースにも事欠かないので、山登りはせずとも十分にその美しい自然や景観を楽しめる場所として不動の人気を誇るのもうなずけます。
澄み切った水と山々の緑の美しさ

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上高地の風景を思うとき、誰もが思い浮かべるのがエメラルドグリーンに輝く川や池の水。『明神池』から眺める上高地の風景は完璧な絵葉書としてあまりにも有名ですが、まるで南の島の海のようなその水の美しさは、死ぬまでに見るべき景色といえるでしょう。まぶたの裏に焼きつく衝撃の美しさといっても過言ではありません。海の水の美しさはよく語られても、山の水がこんなにも美しく神秘的な色をしているなんて。

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ちなみに“上高地”はもとは“神垣内”と記していたそう。これは、穂高神社の祭神・穂高見命(ほたかみのみこと)が穂高岳に降臨し、この地(穂高神社奥宮と明神池)で祀られていることに由来すると伝わります。そんな神様が棲む場所として古くから特別大切にされてきたこの地は、今もなお神秘的な自然の風景を私たち人間にまるで神からの贈り物のように垣間見せてくれる場所なのです。

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チャンスは半年だけ

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この極めて稀有な自然を守るため、上高地では一年中マイカー規制が行われています。行くときは長野県側の沢渡(さわんど)駐車場か岐阜県側の平湯温泉に近い『あかんだな駐車場』に車を止めバスやタクシーを利用しなければなりません。基本的に冬季は閉鎖となるので、上高地を訪れることができるのは1年のうち例年4月下旬から11月上旬の半年ちょっとの間となっています。

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この夏もまだまだチャンスはあるので、まだ行ったことがないという人は、今年こそぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
ホテルやロッジに泊まってリゾート気分を満喫するのもいいけれど、素肌に自然を感じるキャンプステイもおすすめです。
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