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夏の滋養強壮に!炊飯器で簡単サムゲタン【サクッと薬膳朝食レシピVol.16】

2017.07.30 22:00

みなさん、土用の丑の日は鰻を食べましたか? 日本では暑気払いや夏バテ防止に、滋養強壮食材の鰻を食べますが、韓国にも“伏日(ポンナル)”とよばれる日本の土用の丑の日にあたる風習があります。

よく食べられるのが、日本でもおなじみの“参鶏湯(サムゲタン)”。滋養強壮食材をふんだんに使い、さっぱりと食べられる参鶏湯は、夏におすすめしたい食べ物です。

そこで今回は、国際中医薬膳師の筆者が、炊飯器で手軽にできる簡単サムゲタンをご紹介します。

これまでの【サクッと薬膳朝食レシピ】はこちらから≫

 

炊飯器でつくる簡単サムゲタン

出典:https://gatta-media.com

●材料(2人分)

鶏手羽 4本

もち米(なければ白米) 1/2カップ

山芋 10cm

しいたけ 4枚

玉ねぎ 1/2個

にんにく 1片

しょうが 1片

なつめ(あれば) 2個

とりスープの素 大1

水 500ml

飾り用・・・刻みネギ、すりごま、塩、ごま油 適量

 

●作り方

(1)山芋、しいたけは食べやすい大きさに切り、玉ねぎはくし切り、にんにく、生姜はスライスする

(2)水500mlと研いだもち米、その他の材料を全て炊飯器に入れて炊く

(3)器に盛り、ごま油、刻みネギをのせ、お好みですりごまと塩を混ぜた物(もしくはごま塩)をつけていただく

 

薬膳ポイント:豊富な薬膳食材

参鶏湯には高麗人参が入っていますが、手に入りづらくとても高価なもの。今回は使っていませんが、なくても、その他の食材に、十分な薬膳効果があります。

今回入れた食材の薬膳効能をご紹介します。

・鶏肉・・・からだを温め、体力の低下、食欲不振に

・もち米・・・疲労、体力回復に

・しいたけ・・・だるさ・疲れやすい人に

・玉ねぎ・・・気血の巡りを良くし、胃の不快感、血中脂質抑制に

・にんにく・・・体力回復、抗菌、食欲不振、風邪に

・生姜・・・食欲不振、風邪に

・なつめ・・・疲労、食欲不振に

韓国では伏日に食べられるほか、1年中を通して食べられる滋養食。疲れやだるさを感じた時に、パワーをくれそうな食材ばかりです。冷たい飲食をしがちな夏ですが、熱々の参鶏湯で胃の中から元気をチャージしてみてはいかがでしょう。

 

あまり火を使いたくない暑い日も、材料を切って炊飯器で手軽にできるので、ぜひお試しください。

国際中医薬膳師
大手エステティックサロン店長を経て独立起業。エステティシャン歴は15年となり、これまでに男女延べ1万人以上を施術。施術中心の生活を続ける中で、からだの不調や不定愁訴の相談をされることが多くなり、内側からのケア、特に食生活の大切さを感じたことから、薬膳の資格を取得。健康へのアプローチとして東洋医学との融合を目指している。
漢方を使ったお茶やスイーツをサロンで提供するほか、中医学の考えに基づく季節や体調に合わせた養生法などを提供している。現在は施術の他、エステ講師、美容ライターとして活動中。国際中医薬膳師/中医薬膳師/リフレクソロジスト/骨気小顔管理士
From 坂本雅代・・・「たくさんの輝いている女性にお会いしてきましたが、みなさん自分をよく知っている方ばかり。自分に似合うもの、自分らしさを大切にすることで、他者とは違うその人の魅力が増すのでしょう。また、心身健康であることの上に、美しさが成り立ちます。忙しい毎日をパワフルに過ごせるヒントになるようなことをお伝えできればと思います。」