
ひとつの選択肢に。生理前・生理中の重い体を楽にするヨガ的ケア法
生理前の重だるい体と、生理中の不快感は夏の時期には辛いものです。生理の症状は人によってさまざまで、寝つきが悪くなる方、中には生理期間には体調まで崩してしまう方も多いのでは?
不調を感じるときは、薬やサプリメントと上手におつき合いしながらも、ナチュラルな方法でケアをすることも試してみたいなと思う方、ヨガ的アプローチはいかがでしょう。
そこで今回は、ヨガインストラクターである筆者が、生理中の体をケアするヨガポーズをご紹介します。
寝つきが悪い夜にもオススメ
生理中は下腹部が重たく、足の付け根に違和感を覚える人が多いそう。普段よりもむくみやすく、下半身の循環が悪くなるので不快に感じやすくなることも。
そんなときは、骨盤や足の付け根の股関節をほぐすのがオススメです。生理中ではなくても、何となく寝付けない夜にも○。
股関節を開く「マーラー・アーサナ」
マーラーとは“花輪”という意味を持ち、花輪のポーズとも言われます。マタニティヨガでもよく見かけるこのポーズは、股関節のストレッチにぴったりです。
(1)両足を開いてしゃがみます。
(2)足首が硬い方は、かかとが床につきにくいので、かかとの下にクッションなどを置いて高さを調節しましょう。

出典:https://gatta-media.com
(3)両足の間に両腕を入れて、足を左右に開きます。
(4)両手を合掌し、両ひじをひざの内側あたりに当て背中と腰を引き上げ、上半身を伸ばしていきましょう。
(5)同時に腕で両足を開くようにして、足の付け根をストレッチしましょう。

出典:https://gatta-media.com
ポーズをとるときのポイント

出典:https://gatta-media.com
両足の指先を外側へ向け、しゃがみやすい体勢を作ります。背中を引き上げると自然と腰や骨盤が立ち上がり、自然と腕が足を開く形になりますよ。
腕の力だけで足を開こうとせず、背中と腰を使いましょう。
寝付けない夜や、生理中のスッキリしない腰周り、下半身の違和感を感じるときに試してみてくださいね。