
目覚めの悪い朝に。ベッドでできる1分のヨガ的ストレッチ
春はなんだか眠くなる季節。毎朝起きるのが辛くなり、十分睡眠を取っても眠さが取れないこともありますよね。
今回はヨガインストラクターの筆者が、この時期の眠気をスッキリさせたいとき取り入れているヨガ的ケア法をご紹介します。
体をゆるめて緊張をほぐす
気候が暖かくなり、気持ちも体も活動的になっていきます。寒暖差の多いこの時期は、気温差の激しさによって、体が硬くなったり疲れやすかったり……と負担を感じることも多いですよね。
そんな中、どうも寝覚めがスッキリしないというとき、筆者はまず胸周りのストレッチをして体をゆるめ体の緊張をほぐすケアをしています。
胸を開いて呼吸を深くしてみよう
深くゆっくりとした呼吸は気持ちをリラックスさせ、心身の安定がえられやすいとヨガでは考えられています。体の不調は心の不調にも繋がるので、この時期こそ深い呼吸を意識して、そして深い呼吸を妨げている体の縮みを取り除いていきましょう。
目覚めたら胸周りをストレッチ
朝目覚めたら胸回りをストレッチしていきましょう。
(1)四つん這いの姿勢から、右肩と右耳を下にして頭を床に降ろし、右腕を左腕の下に通します。

(C)GATTA
(2)左腕で床を押し込むようにしながら、上半身を左方向へねじり、無理でなければ天井方向を向きましょう。

(C)GATTA
(3)鼻先を斜め天井方向へ向けるようにして、後頭部を後ろへ倒します。同時に両肘を開いていき、脇と胸を左右に伸ばしていきましょう。
(4)胸の横(あばら周り)をねじるようにして深い呼吸をしていきましょう。吸う息のたびに肋骨と肋骨の間が広がっていくイメージを持つと良いでしょう。
(5)さらに余裕があれば、左腕を天井方向へ上げ、腕の重みを利用して背中側へ腕を引き、体全体をさらにねじります。

(C)GATTA
(6)深くゆっくりとした呼吸で20〜30秒キープします。
(7)終えたら四つん這いの姿勢に戻り呼吸を整え、反対側も同様に行います。
無理にねじりを強くする必要はありません。背骨を気持ちのいい程度にねじればOK。腕を上げる場合は、腕の重みがねじりを深めてくれます。無理は禁物です。
深い呼吸をするためには、体をゆるめることが大切です。寝覚めの1分に行えば、1日のスッキリ度とリラックス加減が大きく変わるはず。また、胸周りをストレッチして深い呼吸がしやすい状態でいると、1日を快適に過ごしやすくなりますよ。