
自分に自信が持てない?たった2つの自己肯定感を高めるヒント
自己肯定感という言葉を最近よく目にするようになりました。自己肯定感が低いと生きづらさを感じてしまうなど、ネガティブな意味で使われることも多いですが、そもそも自己肯定感とは“自分に価値がある”と感じられることなのだそう。
そこで今回は、茂木健一郎・松岡修造 著『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』を参考に、“自分の価値”を見つけるヒントをご紹介します。
自分の心を尊重する
誰かを励ますのに「自分に自信を持って」と言うことはありますが、実際自分に自信を持つことってすごく難しいですよね。
でもそれ、世間の価値観で自分の価値を判断しようとしているからではないでしょうか。勝ち組や負け組という言葉がもてはやされたこともありましたが、年収や学歴、結婚しているかどうかなど、誰かがつくった視点で自分を見てしまうと本当に自分に自信を持つことはとても難しく感じられます。
何よりも大切なのは自分の中にある自由な心を尊重すること。自分らしさは自分で考えて行動し決断することで、確立されていくものだそう。他人の価値観で自分を見ずに、自分の感じるあるがままに生きていくことで、自分には価値があると自信につながっていくでしょう。
ネガティブな性格もひとつの役割
ネガティブな性格の持ち主と聞いて、思い浮かぶ人はいますか? 「職場の上司がいつもネガティブな意見を言ってくる」、「何かに挑戦しようとしても、どうせ無理だからと家族が反対する」という経験がある人もいると思います。
もっとポジティブに考えてくれたら……と、つい相手に対して感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
大切なのは“性格はすべて正解だ”と思うことなのだそう。性格にはそれぞれ役割があり、ネガティブな性格はいわばツッコミ。これでなければいけないと簡単に決めつけず、人それぞれの考え方を尊重することが人間関係の中で重要なのだそう。
“ポジティブ”ということは、単に前向きで明るいというだけでなく、ありのままの自分に自信をもつことなのではないでしょうか。
自分らしさを大切にしたうえで、他の人の個性も尊重することが人生をもっと楽しく生きる秘訣なのかもしれません。
【参考】
※ 茂木健一郎・松岡修造 著『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』(アスコム 刊)
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