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思考停止になってない?立ちはだかる困難を乗り越える方法

2017.06.30 21:00

あなたはこれまでの人生で壁にぶち当たったり、挫折を味わったことはありますか? そこまで大げさではなくても、人間関係がギクシャクして辛いなと感じたり、仕事をしていく中でこのままでいいのかと悩んだりしたことはあるかもしれません。

そこで今回は、『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』を参考に、人生の中で経験する困難や苦境を乗り越えていく方法をご紹介します。

 

がけっぷちのときこそ楽観的に

認知科学には“ディザイアブル・ディフィカルティ(望まれる困難)”という、追い詰められて負荷がかかりそれを乗り越えようとしたときに、その人の独創性が発達していくとの考え方があるそう。

むしろ、平穏な生活の中で“いまの生活を変えたくない”とネガティブに考えるクセをつけてしまうと、不安や恐怖で何も考えられない状況になってしまうことも。

がけっぷちに追い込まれたときにこそ、脳の思考をポジティブに切り替えて行動することで、思わぬ発見やセレンディピティ(偶然の幸運)に出会う可能性も高まるのだとか。

 

ネガティブな感情との向き合い方

日々生活していれば、対人関係の中でイライラしてしまったり、悲しくなったりした経験は誰でもあると思います。特に家族や恋人に対しては感情的に怒ってしまう……と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そういうときに重要なのが、“どちらの考え方が上か下か”ではなく、“みんなそれぞれ考えが違う”ということを受け入れることなのだそう。

脳には人それぞれ個性があり、得意なことと苦手なことが違っています。性格が合わないと感じるよりも、脳の個性が違うからと考える方が、それぞれの意見を尊重できるはず。

 

人それぞれの個性は世間の基準では計れないもの。行動の理由を探して“○○だから~だ”と相手の価値判断をするのではなく、弱点さえ長所になりうるという発想の転換こそが、脳をポジティブするためには重要なのかもしれません。

 

【参考】

※ 茂木健一郎・松岡修造 著『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』(アスコム 刊)

【画像】

※ Oxana Denezhkina / shutterstock

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フリーライター
ある人の書く文章に励まされるうちに自分も誰かの心の支えになれるような文章を書きたいと思うようになったことがきっかけで、2013年から女性向けコンテンツに関するライティングとリサーチ業務を行うフリーランスに。

From平山稀衣子・・・
「誰かの視線や気持ちを尊重するために自分の気持ちを抑えつけ専業主婦をした経験があります。「このまま好きなことができずに人生が終わるのは嫌だ!」と強く感じ、好きなことを始めました。それが、私にとっては文章を書くことでした。ありのままの自分を大切にすることで、人生が思わぬ方向へ進んでいきました。仕事や恋愛、結婚・出産など、女性は人生を大きく変える選択をしなければならない場面がたくさんありますが、どんな選択をするとしても、“自分らしさ”を忘れないで欲しいです。」