
きっかけは満員電車!? 小池百合子に学ぶ人生を切り開く方法
先日開催された『ELLE WOMEN in SOCIETY』。国内外で活躍する女性たちが、すべてのワーキングウーマンが“仕事”という場面でもっと自分らしく輝くための道しるべとなるような生き方や働き方について語りました。
今回は、東京都知事の小池百合子さんが教えてくれた、人生を自ら切り開いていく方法をご紹介します。
自分にしかないスキルを身につける
セミナーに集まった女性たちに小池さんが強く訴えたのは、“自分にしかないスキル”を身につけ、深めていってほしいということ。
19歳のとき、カイロに留学した小池さん。そのきっかけは、“満員電車で降りられなかった”ことだったのだそう。満員電車に乗らない生活をしたいという気持ちから、自分ならではのスキルを身につけることを決意したんだとか。
そして、自分だけのスキルを確保するには、できるだけ人と違うことをやることが大切だといいます。だからといって、好きではないことをやる必要はなく、自分が好きなことは何か、自分はどんな専門性を身につけて生きていきたいのかを考え選んでほしいと話しました。
大義をかみ砕いで小さな志にする

出典:https://gatta-media.com
では小池さんはどのようにして目標を達成し、自ら人生を切り開いてきたのでしょうか。
「大義をかみ砕いて小さな志にする。それをひとつひとつ達成していけば、結果として大きな目標を達成することができるんです。」
大義をかみ砕くとはつまり、大きな目標を達成するための小さな目標を設定するということ。
たとえば、小池さんが環境大臣時代。“クールビズ”を提唱されたことは記憶に新しいですが、これも“大義をかみ砕いて、小さな志にした”のだそう。
地球温暖化は世界規模で解決するべき問題だとされていますが、「環境問題を解決しよう!」といわれても、なかなか興味を持ってもらうことは難しいし、行動してもらうことなんてなおさら難しい。
でも「そのネクタイ、夏も締めているの暑くないですか?外しませんか?」、「ネクタイを外したのなら、エアコンの設定温度上げませんか?」と、身近な問題に落とす。その活動が広がれば大きな力となって環境問題解決へつながっていくのだそう。
自分事化すれば一歩踏み出せる
小池さんはそうやって政策だけではなく、人生の目標も達成してきたといいます。
せっかくやりたいことを見つけても、ついつい今の自分から距離のある大きい目標を掲げてしまって、「どう動こう?」と足が止まってしまうこともありますよね。
こんな風にひとつずつブレイクダウンしていくことができれば、前に進めるのかもしれません。
自分の好きなことは何だろうと真剣に自らと向き合い専門性を深めていくことで、どこかでスキルを見出し認めてくれる“メンター”が現れるはず。
傷つくこともあるかもしれないけれど、迷ったときは一歩踏み出して、自らの人生を切り開いていきたいですね!