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そこはかとない不安に。ネガティブ思考をポジティブに変えるコツ

2017.06.29 22:00

毎日仕事や子育てに追われながら、ふと「このままでいいのかな?」と不安を感じることはありませんか? 例えば、夜ベッドに入ったときに仕事で失敗したことを思い出して「もうこの仕事向いてないのかな」という気持ちになったり、将来への不安を感じて「このままじゃダメだ」と思っても、どうすれば変われるのかがわからなかったり。

そこで今回は、茂木健一郎・松岡修造 著『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』を参考に、ネガティブ思考をポジティブなパワーに変えるコツをご紹介します。

 

なぜネガティブな気持ちになるのか

自分では考えたくないのに、自然と不安な気持ちになってしまうことってありますよね。

「やりたいことをやって、失敗するのが不安だから」、「自分を変えるなんて、できるはずがない」そんな風に考えてしまうネガティブ思考ですが、実はそれらが脳がつくり出した言い訳だとしたらどうでしょう?

“行動しない”という結論が先にあって、その理由づけのために不安をつくり出してしまう。脳にはこんな自分を守るための仕組みがあるそうなんです。

 

ネガティブ思考はポジティブなパワーを生み出す?

ポジティブになるために大事なことは、どうやってネガティブな記憶を克服するのかということ。

“あのとき、なぜ失敗してしまったのか”と過去にとらわれるのではなく、“失敗したとき、どんな気持ちだったのか”、“その後、自分はどんな風にがんばってきたのか”をゆっくり振り返ることが必要なんだそう。

例えば、仕事でミスしてしまったときにミスをした理由を考えて悩むのではなく、「ミスしてしまって、他の人に迷惑をかけてしまい申し訳ない。でも、こういう場面でミスをしてしまうのがわかったから、対策を取ろう」という風に、見方を変えていくことでポジティブなパワーが生まれていくのです。

 

一生懸命に生きる「今」は未来へ続く道

グーグルやフェイスブックなどの最先端企業が取り入れているのが、マインドフルネスという考え方。これは“余計な過去や未来ではなく、今に全力を尽くす”というものです。

今の自分が“どう思っているのか”に目を向けると、嫌なことを我慢している自分や、辛いのに辛いと言えない自分に気づくことができます。

自分の気持ちを見つめ直せるのは、自分しかいません。“私が今どう感じているか”に一度向き合ってみませんか?

 

“自分らしく生きる”という言葉はよく目にしますが、本当の自分らしさや自分のやりたいことを見つけるのは難しいと感じている人も多いでしょう。

まず、自分のネガティブな感情と向き合ってみることが、ポジティブになれる第一歩なのかもしれません。

 

【参考】

※ 茂木健一郎・松岡修造 著『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』(アスコム 刊)

【画像】

※ Viktor Gladkov / shutterstock

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フリーライター
ある人の書く文章に励まされるうちに自分も誰かの心の支えになれるような文章を書きたいと思うようになったことがきっかけで、2013年から女性向けコンテンツに関するライティングとリサーチ業務を行うフリーランスに。

From平山稀衣子・・・
「誰かの視線や気持ちを尊重するために自分の気持ちを抑えつけ専業主婦をした経験があります。「このまま好きなことができずに人生が終わるのは嫌だ!」と強く感じ、好きなことを始めました。それが、私にとっては文章を書くことでした。ありのままの自分を大切にすることで、人生が思わぬ方向へ進んでいきました。仕事や恋愛、結婚・出産など、女性は人生を大きく変える選択をしなければならない場面がたくさんありますが、どんな選択をするとしても、“自分らしさ”を忘れないで欲しいです。」