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滝川クリステル・大宮エリーに学ぶ、自分の心に正直に生きる方法

2017.06.23 20:00

先日開催された『ELLE WOMEN in SOCIETY』。国内外で活躍する女性たちが、すべてのワーキングウーマンが“仕事”という場面でもっと自分らしく輝くための道しるべとなるような生き方や働き方について語りました。

今回は、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんと作家・演出家・画家の大宮エリーさんが対談の中で教えてくれた、自分の心に正直に生きる方法をご紹介します。

 

人生には大きな目標があるわけではない!?

出典:https://gatta-media.com

組織から一歩踏み出して自分らしく輝いているように見える滝川さんと大宮さん。「人生における目標をどのように定めてきたのか?」という問いへの答えは意外にも異なるものでした。

滝川さんは現在、フリーアナウンサーでありながら、アニマルウェルフェア・生物多様性保全活動を行う『一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル』の代表も務めています。このような活動は、子どもの頃からの漠然とした目標だったそう。

一方大宮さんは、“家賃を自分で支払うことができる”などといった、自立したいという想いはあったものの、大きな目標を持っていたわけではなく、むしろ“夢のある人”がうらやましいと思っていたのだとか。現在はフリーで作家・演出家・画家とマルチに活躍されていますが、「いただいた仕事がそのときの目標になって、その都度やり遂げていくことを続けていた。今の場所には仕事が導いてくれたんです。」と話しました。

つまり、目標をずっと持ち続けてそこに向かって人生を歩む人もいれば、目の前にあることや小さな目標をやり遂げていくことで、人生の道を形づくっていく人もいるということ。

 

誰もが人生のシナリオライター

出典:https://www.shutterstock.com

大きな目標に向かっているのかどうかにかかわらず、自分で人生を切り開いていきたい、何か変わりたいと思うタイミングがきたとき、心に正直に生きたいと思っても、なかなか勇気が出ず“できない理由”に逃げてしまいがちですよね。

シナリオライティングもしている大宮さんは、人生はその人自身が主人公のドラマであり、誰もがそのシナリオライターであるといいます。

例えば、会社を辞めたいけどなかなか決断できないというとき、“辞めたいのはどうして?”、“辞めたいと思うのに一歩踏み出すことができないのは、何が心配なの?”と、自分に取材をすること。すると、だんだんと自分のことがわかっていって、人生という物語がどんどん進んでいくんだとか。

大宮さんも会社を辞めるとき、“清水の舞台から飛び降りる”気分だったそう。でも、「実際飛び降りてみたら“浅瀬だった”という感じ」と話しました。

自分の人生は誰のせいにもできないものであるということが楽しめるようになることが、心に正直に生きる第一歩なのかもしれません。

 

不安ながら前に進むということ

滝川さんは何より“不安ながらも前に進む”ということが大切だと話します。子どもの頃から漠然と描いていた大きな夢を“プレーヤー”として実現していきたいと一歩踏み出した滝川さんも、前に進むときはいつも不安なんだそう。

「だけど、どこかで無理をしていたり、何か叶えたい夢があるのなら、一歩踏み出して心が一番安定する場所で働くべき。行動を起こせばそれに対して周りの人からのリアクションがあって、そこから気づくこともある。やり方は人それぞれだけど、人生のどこかのタイミングで自分の内面と向き合うことが大切。」と話しました。

 

「こうだったらいいな」、「こんな風になりたいな」もしくは、「これは嫌だな」、「これはツライな」という気持ちは、多くの人がどこかに持っているはず。

自分の心に正直に生きるために、自分に合った方法で、心地良い場所を見つけていきたいですね。

 

【画像】

※ Peangdao、A. and I. Kruk / shutterstock