
どこから始めればいい?子供の成長にあわせた収納見直しのコツ
家の中の収納、どのくらいの頻度で見直していますか?
家の中には10年置き場を見直す必要がないものもあれば、2年ほどで見直すべきものもあります。では、見直した方がいいものと、その必要がないもの、どんな違いがあるのでしょうか?
収納を見直すべきものとそうでないものを知る
見直す必要がないものは、使う人やシーンに変化がないもの。
筆者は化粧品の収納を10年くらい見直していません。なぜなら、毎朝のルーティンは同じだし、洗面所の棚で、大人の手が届きやすい場所も同じだから。
一方、子供がよく使う文房具は、この6年で2回見直しました。子供はいろんな意味で成長をするので、それに合わせて2回です。
子供の目線に合わせて収納を見直す
かつて、筆者宅のリビングの収納を最初に整理したのは6年前。子供が赤ちゃんの頃。そのころは文房具が大人の目の高さの引き出しに入っていました。赤ちゃんは文房具を使わないので、それで不都合はありません。

出典:https://gatta-media.com
しかし、子供が4歳くらいになるとこんなことに……。子供たちは高い場所の文房具を取るのに、ソファによじ登るようになりました。これは使いにくいし危ない、ということで……

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大人目線の配置から、子供目線の配置に、文房具の収納場所を変更しました。もともと写真の黄色い枠部分にあった文房具を、赤枠部分に移動しました。赤枠で囲んだ部分は身長100センチ程度の子供がいちばん見やすい場所です。
「家族の場所」から「個人の場所」へ

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上の収納で生活してから約2年後、今度は子供の入学とともに、子ども部屋に勉強机が入りました。多くをリビングに置いていた子供たちの持ち物も、子供デスクの引き出しに移動することになりました。
前回は単なる“場所の移動”でしたが、今回は自分のものは自分で管理する、という“メッセージを込めた移動”です。デスクの引き出しには、細かく入れるべき物をラベリングすることで、今のところ自分たちで物をもとに戻すこともできています。
家族の成長に合わせて収納にも意味を込める
たかが文房具の収納場所ひとつ、です。でも、子供たちの体や心の成長や家族の状況に合わせて、いろんな意味を込めつつ、家の中を整理するようにしています。
そんなことの積み重ねが暮らしやすい家づくりにつながっていくのではないでしょうか。