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育児ストレスのリフレッシュにイメージ呼吸法【yuuka式産後ヨガvol.5】

2017.06.17 21:00

1日のうち眠っている時間を除けば、子供につきっきりの日々。自分の時間は二の次三の次で育児をしていると、愛しい我が子との時間でも疲れやストレスは溜まります。

しかし、自分の時間を持つことさえ罪悪感を感じてしまう……そんな頑張り屋のお母さんは、リラクゼーション効果も期待できるヨガの呼吸法を試してみては?

そこで今回は、ヨガインストラクターである筆者が、頑張り屋さんのお母さんへ、オススメのイメージ呼吸法をご紹介します。

 

疲れやイライラを感じたらまずは深呼吸

子育てをしている全てのお母さん、心から尊敬します。毎日頑張るお母さんたちには、たっぷり自分の時間を持つことが難しくても、1日のうちに10分でもいいので自分に意識を向ける時間を持ってほしいのです。

子育ては精神的にも肉体的にもハードなもの。愛しい我が子との時間に疲れやストレスを感じてしまっても、自分のことを責めないでください。体が疲れれば、精神的にも疲れは出るもの。それは仕方のないこと。体力を消耗しているときはイライラしたり、思い通りにならないことに嘆いてしまうのも自然なことなのです。

そんなときは、深呼吸。いつでもどこでもできる深呼吸なら忙しくても取り入れやすいですよね。

 

ため息も深い呼吸で

ため息をつくのはネガティブなイメージがありますが、疲れていたりイライラしていたりするときは呼吸が浅くなっています。

そんなときは胸にたくさん息を吸い込み、思いっきりため息をついてみてください。何度でも、気持ちが落ち着くまでため息をついちゃいましょう。

次第に胸周りがゆるみ呼吸が深くできるようになってきます。

 

深い呼吸が苦手な人はイメージ呼吸法を

深い呼吸は心身をリラックスさせてくれます。ストレスが溜まったときには深呼吸が一番オススメですが、体が強張っていると深い呼吸が難しく感じます。

そんなときは“イメージ”を利用して、深い呼吸ができるように誘導してあげるのがオススメ。

胸周りだけを一生懸命広げて呼吸しようとしませんか? そうすると、逆に体が強張ってうまく呼吸ができません。それでは、はじめましょう。

(1)肋骨に優しく触れるように両手を添えます。

(2)まずは自然呼吸をしながら、呼吸で動く肋骨を手で感じてみましょう。

(3)息を吸うたびに、肋骨が前後左右に広がっていくのを感じ、息を吐くたびに肋骨がゆるむのを感じます。

出典:https://gatta-media.com

(4)さらに呼吸によって、鎖骨、肩甲骨、胸、お腹、骨盤、背骨全体、体のあらゆる部分が調和して呼吸によって微妙に動いたりゆるんだりするのを感じましょう。

(5)体全体に意識を広げ、体の力みが呼吸によって抜けていくのをイメージしましょう。

慣れたら両手をほどき、ひざの上あたりに置いても良いでしょう。深い呼吸をしようと思えば思うほど体は緊張しがちです。呼吸によって体のあらゆる部分が動いていることを意識すると、程よく緊張がゆるみ呼吸がしやすくなりますよ。

 

毎日頑張っているお母さんたち。呼吸ならいつでもどこでも意識できます。イライラしたときには、イメージ呼吸法でリラックスしてみてくださいね。

ヨガセラピスト / ラジオパーソナリティ
『マナヨガ』代表。20代の頃ストレス過多でぜんそくが再発したことをきっかけにヨガを始める。オリジナルのマナメソッドを発案し、本来持っている個性や美しさを引き出すと定評がある。またラジオパーソナリティとして心身の美しさをテーマとした番組を担当。

From yuuka・・・
「ヨガはものの考え方、捉え方をシフトチェンジするツールです。人はどうしても“足す”ことで美しさや自己実現をしていこうとしてしまいがちですが、ヨガは体を通して心のあり方に気づき、本来の自分らしさを知り、“私には何も足りないものはない”そのままで尊い存在なんだということに気がつかせてくれます。
まずは自分の体を好きになることで、生きやすくなる。自分を好きになる。そんな気持ちを受け取っていただけたらと思います。」