
何を買っていくのが正解?知っておきたい「社内へのお土産」マナー
これから夏休みシーズンを迎えるにあたり、悩みのタネのひとつに“会社へのお土産”がある方もいるのではないでしょうか?
最近では職場や上司へのお土産をルールで禁止する会社も出てきているようですが、まだまだお土産を買っていく必要がある会社もあるかもしれません。
今回は、マナー講師であり『NPO法人 日本サービスマナー協会主催 敬語力検定 1級』の筆者が、社内へのお土産マナーを紹介します。
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職場には小分けにされたお菓子がベスト
「これをどうぞ」と興味もない観光地のキーホルダーを渡されたら……あなたはどうしますか?
「ありがとう」と言いつつ、自宅に持ち帰りタンスの奥深くにしまい込むのが関の山ではないでしょうか。キーホルダーなど形に残るものは、個人の好みが大きいために控えるのが無難です。
おすすめは、すぐ食べてしまえるお菓子。ひとつひとつ小分けにされて包装されているものがいいでしょう。職場の全員で食べることもできますし、何より色々な人に配りやすくなります。
また、ポロポロとこぼれやすいものやベタつくもの、やや食べにくいものは避けたほうが無難でしょう。休憩室などでサッと手にとって食べられるものがよろこばれます。
要冷蔵の日持ちの悪いものはパスすべき
美味しくても要冷蔵や要冷凍のものは避けたほうが無難です。会社の冷蔵庫が小さいものだったりすると、あなたのお土産が冷蔵庫を占拠してしまい、他の人の迷惑になります。
また、会社を休んでいる人や外回りで帰らない人に渡すこともできなくなってしまいますので、常温で保存でき、一週間前後の賞味期限のものを選ぶようにするといいでしょう。
数はやや多めに!バリエーションがあるものを
「職場はこのくらいの人数だからこれでいいか」と甘く見積もって買っていったら、いざ渡すときに意外と足りなくなりそうで焦った、なんて経験のある方は多いハズです。お菓子は想定している人数分よりやや多めに持っていくのがベターでしょう。
味も数種類が入ったものが〇。人それぞれ味の好みもありますし、話のきっかけにもなるので、色々な味が入っているもの、もしくは小さめで2種類持っていくなど工夫するとより好印象です。
職場へのお土産は何を用意したらいいか悩んでしまいますが、“小さめで味のバリエーションがあるもの”を“やや多め”に持参するというポイントをおさえていればOK。なにより、楽しんだ時間をシェアするような気持ちで贈ることが大切でしょう。
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※ 吉田 博子(監修)『女性のビジネスマナー―好感度も信頼も手に入れる!』成美堂出版
【画像】
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