
その乾かし方間違っているかも!? 美髪を育むドライヤーの正しい使い方
お風呂上りのヘアケアにほとんどの方が使っているドライヤー。日々当たり前に使うものだからこそ、気になっていることがあるけど本当のところはよくわからないまま……ってことってありますよね。
そこで今回は、美容師の筆者が、毎日使うであろうドライヤーの疑問にお答えします。「ドライヤーって髪に悪くないの?」「どうすれば上手く乾かせるの?」という疑問をズバッと解決!
ドライヤーで乾かさなければいけない理由

出典: GATTA(ガッタ)
ドライヤーを使って乾かさなければならない理由は2つあります。
(1)キューティクルを閉じて、つやを出すため
ドライヤーの熱風を使って乾かすことによって、髪の表面にあるキューティクルを閉じさせることができます。
キューティクルがしっかり閉じた髪は手触りがよくなり、つやも出やすくなるんです。
(2)クセを直す
ほとんどの髪にはクセや、生えグセがあります。自然乾燥にしてしまうとこのクセを矯正することができません。
ドライヤーの熱でクセを伸ばし、根元の生えグセを直してヘアスタイルをある程度作っておくために、しっかりドライヤーをしましょう。
ドライヤーの正しい使い方

出典: GATTA(ガッタ)
ドライヤーは正しく使うことによってその効果を最大限に引き出すことができます。
(1)根元を立ち上げながら乾かす
人の髪は毛先よりも根元の髪の質量の方が多いです。
したがって根元が乾きにくいので先に根元を乾かしましょう。そのときしっかりと根元を起こすようにして乾かすと、スタイルに立体感が生まれスタイリングもうまくいきますよ。
(2)クセの強い場所は先に乾かす
前髪や顔まわりにクセが強い方が多いと思います。
クセは乾かすのを後回しにすると矯正しにくくなるので、はやい段階でクセを伸ばしながら乾かしてください。
(3)毛先は毛流れに沿って風を当てる
毛先は根元に比べて髪のダメージが進んでいる場所になります。
ドライヤーの熱は髪の毛に対して垂直よりも45度くらいにずらして当てると、キューティクルがしっかり閉じてつやが出ます。
ドライヤーの熱は完全に乾くまではしっかりと当てても髪に大きなダメージを残すことはありませんが、当てすぎると“オーバードライブ” になりダメージの原因になりますので、気をつけてくださいね。
(4)最後は冷風で髪を引き締める
熱風である程度乾かした後は温度の上がった髪を冷風で冷まして引き締めてください。
熱風で乾かすだけよりも冷風を最後に当てた髪の毛のほうが手触りもよく、きれいに仕上げることができます。
意外と知らなかったドライヤーの知識もあったのではないでしょうか。
日々のヘアケアに欠かせないドライヤーをうまく使って、髪の状態を常に美しく保ってくださいね。
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