
枝毛・切れ毛がなくならない!悩みがちな「毛先」の正しいケア方法
鏡を見ると、髪から細かい毛がピョンピョン出ている場合、それは髪のダメージによって枝毛や切れ毛ができてしまっているかもしれません。
自分ではきちんとケアしているつもりでも、なくならない枝毛・切れ毛には正しい毛先ケアで対処しましょう。
そこで今回は、美容師免許を持っており、株式会社TIPO代表取締役でありStyleCreatorの朱貴子(SHUKIKO)さんに枝毛・切れ毛について正しい“毛先”ケア方法を伺いました!
毛先に枝毛や切れ毛ができてしまう原因とは?
そもそも、毛先に枝毛や切れ毛ができてしまうのには、どのような原因があるのでしょうか?
「髪のダメージによって、表面を覆っているキューティクルが剥がれ落ちていき、内部の栄養分や水分が失われ、髪の毛の繊維が縦に裂けてしまっている状態が枝毛といえます。そして、横に切断されてしまうのが切れ毛なんですよ。
髪が長い方は特に、毛先に栄養分が届いていない場合があり、毛先が細くなることで枝毛や切れ毛の原因になりやすいでしょう」と話す朱貴子さん。
痛みがちな毛先をケアする正しい方法3つ
上記の原因をふまえ、痛みがちな毛先をケアする正しい方法を教えていただきました!
(1)洗い流さないトリートメントのフル活用
「みなさんは普段、オイルやクリーム、洗い流さないタイプのトリートメントは使っていますか?
これらのヘアケアアイテムを、髪を乾かす前に使うのはもちろん重要です。しかし、それだけはなく、基本的に持ち歩いて、乾燥しているなと感じたとき、すぐにつけられる状態であることがベスト。
また、スタイリング剤の代わりにワックスに混ぜたりして、どんなときでも髪を極力、乾燥させないということが大切です」
これからの時期は、髪にスプレータイプの日焼け止めをつけるのも効果的だそう。
(2)自宅でのシャンプートリートメント
「リンスではなくトリートメントを使ってる方が多くなってきていると思います。もちろん市販の商品で良いものもたくさんありますが、ダメージがとても気になるときは、サロン専売品という美容院で販売されている商品を使ってみて。
今までのシャンプーでは洗浄力が強すぎて、本来髪に必要な油分を採りすぎてしまっていたという可能性もあります。値段が高いからと敬遠しがちだった方も、まずはシャンプーから変えてみてくださいね」
(3) 美容院での集中トリートメント
「美容師さんたちは髪質、ダメージの箇所、ダメージレベル、施術内容を総合的に見て、たくさんあるシャンプーとトリートメントの中から、補修成分を調合してトリートメント施術をしています。
さらにコーミングしたり、指でタッピングしたりと、さまざまなテクニックを駆使しての集中トリートメントは効果抜群です」とのこと。
毛先の痛みが激しい場合は、プロの力をかりることも大切なんですね。
「今までたくさんの方のヘアメイクを担当してきましたが、ヘアメイクをするときに髪の素材が一番大切です。どんなにきれいに巻いても、巻き髪がよれてきたり、艶がなかったりする髪はガッカリですよね。日頃のヘアケアをしっかりして、素髪美人になってください」と話す朱貴子さん。
枝毛や切れ毛が目立ってきたと感じる方は、ぜひ正しい毛先ケア方法を参考にして、素の髪の美しさをアップさせましょう。
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【取材協力】
※ 朱貴子(SHUKIKO)・・・株式会社TIPO代表取締役。StyleCreator。
【画像】
※ nd3000、Maryna Pleshkun、Gemenacom / Shutterstock