
「了解しました」はNG?目上の人に使ってはいけない言葉遣い3つ
目上の人と仕事をするとき、気づかないうちに相手に失礼な言葉を使っていた……なんて経験ありませんか? ちょっとした言葉で、知らず知らずのうちに目上の人を怒らせてしまうことも。
そこで今回は、企業のマナー講師の経験もある筆者が、“やりがちなNG言葉遣い”をセレクトしてみました。
NG1:きちんとしている感じがする「ごくろうさまです」

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「ごくろうさまです」は相手を労う意味合いですが、基本的には目上から目下に対してもちいることが多い言葉です。
自分のために奉仕してくれる相手、たとえば荷物を届けてくれた相手に声をかける場合に使われます。
しかし、これを目上の人間に使うと大変に失礼な意味になってしまいます。
ビジネスパーソンならば、十分注意しましょう。目上の方を労う場合は「お疲れさまです」を使うのがよいでしょう。
NG2:みんな使っているけど大丈夫?「了解しました」

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昨今では「了解しました」は目上の方には使わないのがマナーという意見が増えてきましたね。
この10年ほど“了解しましたは目上の人間に失礼かどうか”というのがよく議論されていています。
さまざまな意見がありますが現在のところ結論が確定してはいませんので、「承知しました」としておくのがいいでしょう。
マナーというのは「相手を思いやること」が基本ですから、トラブルになりそうであれば避けることも必要です。
NG3:なんとなく丁寧な言い回し「ご一緒します」
外出時などでうっかり言ってしまう言葉ですが、これも目上に対して使うのはマナー違反です。正しくは「ご一緒させていただきます」というのが正解ですよ。
「ご一緒します」は親しくなったうえで崩した敬語として使うのなら許されますが、丁寧語の「ます」が使われているだけなので表現としてはラフといえるでしょう。
ビジネスパーソンなら、あなたの言葉使いが会社の評価につながる危険性もはらんでいます。
目上の事を怒らせてしまったというトラブルに発展しないよう、言葉遣いにはくれぐれも注意しましょう。
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【参考文献】
※『私を磨く!毎日が輝く!女性のビジネスマナー』( 松本 昌子 監修) / ナツメ社
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