
CCとBCCの違いって?今さら聞けない「メールの基本」をおさらい
ビジネスにおける連絡手段としても使われることの多い“メール”。昨今ではむしろ、プライベートではSNSやLINEなどのツールを利用していて、メールはビジネスやフォーマルな場でしか使わない、という方も少なくないのでは。
そんなとき悩んでしまいがちなのが“メールのマナー”。この機会に基本をおさらいしておきましょう。
基本の「メール文章」の作り方
普段、プライベートでよく使うLINEやSNSでのやりとりとは異なる“メール”。特に気を付けたいのは“誰から何の用件か、相手が分かるようにする”ということです。
まず、メールでは必ず“件名”を入れるようにしましょう。件名がないと、何のメールが届いたのか分からないため、相手が不審に思ってしまうことがあります。ときには迷惑メールに振り分けられてしまうことも。
そして本文には、一番上に宛名を入力します。「○○株式会社 ○○部 ○○様」など、所属や肩書を書いておくと丁寧でしょう。
そして、用件の前には挨拶文を入力し、末文には「よろしくお願いいたします」といった、今後につながる文章を添えます。さらに本文最後には差出人の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先を入力しましょう。
それではこれらを踏まえて、メール本文の例をひとつご紹介します。今回は、“学校のPTA会長に送るメール”を想定しています。
PTA会長
山田里香子様いつもお世話になっております。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。先日の役員会で決定いたしました文化祭バザーの
役員表を作成いたしました。
このメールに添付いたしましたので、ご確認をお願いいたします。
お忙しいところ恐縮ですが、6月13日までに
お返事をいただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
田中亜紀
abc@def.com
010-222-3333
件名には「文化祭バザー役員の件」と記載して送れば完璧!
このメールの場合は、本文にも書かれている通り“添付ファイル”をメールに付けて送るのを忘れずに。
CCとBCCの使い分け
そして、書き方同様悩んでしまいがちなのが“CC”と“BCC”の使い分け。「“TO”は“宛先”だと分かるけど、CCとBCCはどう使えばいいのか……」という方も多いのではないでしょうか?
まず、CCとBCCは“同時に複数の人に一斉送信”するための機能のこと。
そして、CCでは送信したメールに全員のアドレスが明示され、BCCでは送信元のアドレスだけが提示される、という違いがあります。
つまり、Aさんという人が、CCにBさん・Cさん・Dさんの宛名を入れた場合はAさんを含め4人のアドレスが、BCCに同じくそれぞれの宛名を入れた場合はAさんのアドレスだけが表示されるのです。
複数のアドレスへ一斉にメールを送りたいときに役立つCC、BCC。上手に使い分けましょう。
メールは目上の方へ送ることも多いもの。うっかり失礼なメールを送信してしまうことのないよう、マナーをしっかり身につけておきましょう。
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