
座った姿勢を意識するだけ!「ポッコリお腹」引き締めトレーニング
運動嫌いな人は、「エクササイズ」と聞いただけでもやる気を失うことも。運動が習慣化している人にはテンションの上がるキーワードでも、運動嫌いの人にとっては“続けなきゃいけないプレッシャー”をイメージするものです。
それならば、座るたびにちょっと気をつけるだけでいい“姿勢のポイント”を、ヨガインストラクターである筆者が提案します。
姿勢筋、弱っていませんか?
30歳を超えると、体を動かしている人と動かしていない人の差が大きく開き始めます。その差は特に後ろ姿に現れるものです。
理由は姿勢。姿勢を維持する背筋や腹筋、骨盤を支える筋力が弱りやすい年代だからです。
気をつけないと、一気に老けた見た目になりますし、腰痛や肩懲り、顔や体のたるみトラブルにもつながる恐れがありますよ。
座るときに「骨盤を立てること」を意識して
「姿勢が気にはなるけれど運動嫌い」というあなたには、座るときの姿勢を、座るたびに気をつける癖をつけてほしいのです。座った姿勢はだらけがちで、どんなに立ち姿勢を気をつけている人でも緩みやすく、その姿勢は定着しやすいので要注意。
しかし座っているときに、常に緊張させた姿勢になる必要はありません。意識したいのは“骨盤”です。ただ骨盤を立てるだけ。
とはいえ、普段から姿勢筋が弱っている人にはきついかもしれません。本来ならば、骨盤を立てて座る姿勢は、疲れないとても楽なものなのですが……。
あなたはこの姿勢、楽にできますか?
「ダンダ・アーサナ」でゆるませない!
それでは早速、“骨盤を立てる”座り方を実践してみましょう。
(1)床に座り、両脚を前方へ伸ばしてひざを曲げます。
(2)両脚は閉じますが、きつい場合は少し開いてもOKです。
(3)両手をお尻の横につき、お腹と腰をまっすぐにするようにして骨盤を立てます。

出典: GATTA(ガッタ)
(4)この姿勢ですでにお腹と腰回りがきついと感じる方は、ここで両手を胸の前で合掌し、キープします。
(5)両ひざを伸ばし、両太ももの内側、ひざ内側を引き寄せるようにして足を閉じ、頭から背骨全体を上へと引き上げましょう。
(6)骨盤が立つ位置で、10~15呼吸ほどキープします。

出典: GATTA(ガッタ)
ひざを伸ばしたときに、腰が丸まり骨盤が後ろに倒れるのはNG。骨盤を立てやすいようにひざを曲げて調節しましょう。

出典: GATTA(ガッタ)
10呼吸キープできましたか? この姿勢は、椅子に座っているときも応用できます。
最初はすぐに疲れて、つい背中を丸めたくなりますが、その度に気をつけるようにして姿勢筋を刺激しましょう!
【関連記事】
※ えっ、そうなの!? スーパーフードは「頭皮ケア」にも重要だった(PR)
※ たったの15秒でヤセ癖がつく!? 自宅でできる「体幹トレーニング」のコツ
※ なんとかしたいプヨ太もも!知らなきゃ損する「寝ながらエクサ」のコツ