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北鎌倉のとっておきスポットで春を味わう「椿祭」

2018.03.26 22:00

四季折々の自然に抱かれ、寺町ならではの凛とした佇まいが味わえる鎌倉は定期的におでかけしたいスポットです。

訪れた際には、必ず覗くお店がある人も多いと思いますが、北鎌倉の『たからの庭』はご存知でしょうか? 北鎌倉の駅から歩くこと10分、浄智寺の参道横の細道を奥へと歩くと、山の中に小さな谷戸が現れます。

 

ひっそりと佇む古民家・たからの庭

この谷戸にひっそりと佇む古民家が、たからの庭。初めて訪れた人はこんなところにこんな場所が!?と驚きますが、老朽化した古民家を再生して街づくりに活かす取り組みを行う『鎌倉古民家バンク』によって2009年に誕生したシェア・アトリエハウスです。

コンセプトは“みんなの古民家”。400~500坪はある敷地内にはメインとなる母屋のほか、陶芸の薪窯も備えた別棟もあり、リノベーションした空間は誰でも使えるシェアアトリエとして提供されています。

普段はアーティストやものづくりに携わる方々によって使われていますが、常時ギャラリーがオープンしているので、一般の人でもふらりとやってきて中を見てまわることができるのが特徴。この環境とスペースを利用して、さまざまなワークショップやイベントが開かれているのも素敵。

例をあげると、和菓子作り、陶芸、星を眺めながらワインを楽しむ会など定番のワークショップメニューも充実していますが、毎年春の開催が待ち遠しいのが“椿祭”のイベントです。

 

椿を味わいながら、和の彩りに触れる週末

花々が一斉に咲き、里山を春色で染めるこの季節、春の到来をみんなで喜び土地へ感謝する気持ちで開かれるこのお祭りでは、毎年お茶会体験が人気を呼んでいます。

今年は3月25日に開催され、たからの庭に隣接した敷地に茶室「宝庵」が本格的にオープンすることから、そのプレオープンも兼ねたお祝いとなり一層春のお祝いモードにあふれました。

当日は、宝庵では「椿茶会」が開かれた他、誰でも気軽に参加できる野点の『黄檗賣茶流おうばくばいさりゅう(煎茶)』と『表千家茶道倶楽部(抹茶)』のコラボ茶会も開催。

ほかにも着物の着付けのワークショップや、八重の椿が咲き乱れる山の広場で『指圧キャンプ』が提供する100円指圧などさまざまな体験メニューに加え、ギャラリーでは椿をテーマとした作品が展示されるなどトピック満載でした。

フードコーナーに登場したおいしいランチやスイーツも大人気で参加者は思い思いに和に彩られた春を満喫したようです。

たまにはいつもと趣向を変えた、大人の春遊びもいいものですね。

これからの季節「かたらの庭」では桜尽くしの香り袋でかおりを学ぶ「かおり紫・香座」や旬の素材をたっぷり使った「精進料理」講座など、春を楽しむメニューがたくさん登場します。

 

ぜひ今度の週末は、春の鎌倉に和の時間を過ごしに出かけてみませんか?

 

【参考】

※ たからの庭 〜北鎌倉のシェアアトリエハウス 〜

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フリーランス編集ライター
東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノ全般、ロハスやインテリアネタなどを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

From小林繭・・・
「日本人って、ついついまわりの人やつくられた社会の枠組みを気にしすぎだと思うのでもっと自分自身の感覚に自由でよいのではないでしょうか。社会からはみ出ているように思えたとしても地球というサイズで見てみれば、ぜんぜんです。
“自分らしさ”という言葉にも必要以上にしばられないで。自分だって日々どんどん変わっていくもの。生きることは生きていくことでしか学べないので自分らしさに固定観念を持たず、そのときに自分が感じることを大切にしていって欲しいです。
そんな日々の毎日を楽しくするヒントを『GATTA』を通して発信していけたらと思っています。」