
愚痴や悪口…こんな時どうする?マナー講師に聞く「上手なかわし方」
友人関係や会社関係問わず、残念ながら愚痴や悪口は付き物ですし、そういう話を聞かなければいけない時もありますよね。
そんな話題が盛り上がってしまった時の対応の仕方で、あなたの評価が変わったり、反対にトラブルに巻き込まれる可能性も出てきますので注意が必要です。
それではネガティブな話題に遭遇した場合、どういったところに注意すれば良いのでしょうか? 企業のマナー講師の経験もある筆者が、具体的な内容について、いくつか例をご紹介します。
止まらない愚痴や不平不満のオンパレード
“会社は何もわかってない”や“上司にきつく叱られて”など、会社内での不満などを聞かされた時は“聞き役”に徹するのがベター。
うんうんと頷き、大げさに“大変だったんだね”という表情をし、あなたの話をよく聞いていますという事を相手に伝えて存分に話をさせてあげましょう。
こういった場合は“こうすればいいんじゃないかな”“あなたにも非があるんじゃない?”など、解決方法を提示するよりは“それは嫌だったね”などと、気持ちを理解しているという言葉を投げかけると良いでしょう。
相手も話しているうちに、自分の気持ちが整理できてきて、ひと段落つくころにはスッキリしていることも多いですよ。
気がつけば影の主犯者に?悪口や陰口
“◯◯さんはすぐ媚びる”など、悪口や陰口は残念ながら一切無くなるということはまずないでしょう。中には“これは悪口じゃないんだけど”と断りを入れてから悪口を言い始める巧妙な手口もありますので注意が必要です。
実はネガティブな話題の中でも、その場にいない相手の悪口や陰口といった話題については安易にリアクションを取っていると、後々思わぬ大トラブルを巻き起こすこともあります。
仮にあなたが同調するような言葉を言ったり、そういう態度を見せればあなたも“共犯者”となり、いつの間にかあなたが悪口を言い始めたような雰囲気に陥れられていた……という怖いケースも少なくありません。
どうしてもそこから逃げ出せない関係性であれば、眉間にしわを寄せて深い溜息をつくなどし、聞き役に徹しましょう。相手の悪口が止まらないようであれば、強引に話題をそらすことも必要ですよ。
日常生活の中でもよくある愚痴や悪口など、取り扱いが難しいネガティブな話題の時はひたすら聞き役に徹することがポイントです。
あなたはどう思うという質問に対して同調したり、ストレートに返事をすることなく「皆さん大変ですよね」や「いろいろな考え方がありますよね」と、自分のスタンスを明らかにしないことも大人な対応と言えるでしょう。
そのリアクションのせいで社内の雰囲気や自分の立場が悪くなるようでしたら、その場の人間関係自体に大きな問題がありますので、精神的にも肉体的にも疲弊しないように適切に距離を取るのがベストかもしれませんね。
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※ pixabay
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