
それマナー違反かも!? 最低限知っておきたい「日本料理」のお作法3選
取引先の会食などで会席料理の場に参加する機会もありますよね。あなたは“日本料理”のマナーをしっかり知っていますか?
今回は、岩下宣子 監修『特別な日から日ごろのお付き合いまで 一生使える!大人のマナー大全』を参考に日本料理のマナーについてご紹介します。
お箸に関するマナー
お箸に関するマナーはたくさんあってなかなか全てを覚えるのは難しいもの。そこで、特にやってしまいがちなお箸のマナー違反を2つご紹介します。
・取り箸
みなさんで分けて食べるものを自分の小皿に移す時に、箸を逆さにして“取り箸”にしてしまうこの行為はマナー違反です。取り箸がない時は店員さんに伝えて、用意してもらうのが最も無難です。
・渡し箸
お茶碗などの器に箸を置く“渡し箸”を無意識にやってしまっていませんか? 箸はしっかり“箸置き”に置きましょう。
蓋に関するマナー
あなたは、お吸い物のような器の蓋を食べる時にどこに置きますか? 実はあけた蓋も置く場所が決まっています。
折敷(おしき)・角盆の外、もしくは器の右横か少し上に置きましょう。食べ終わったら蓋を元の場所に戻すのがマナーです。
また、お吸い物やお味噌汁に貝類が入っていた時も要注意。貝類の殻は蓋に乗せてはいけません。器の中で貝の身を食べるようにし、蓋に乗せないようにしましょう。
皿に関するマナー
実は器の中には持って良い器と持ってはいけない器があります。具体的に分けてみるとこのようになります。
持って良い器・・・お吸い物、煮物、蒸し物、酢の物、醤油皿、ごはん
持ってはいけない器・・・先付、刺し身、焼き物、揚げ物、水菓子
また、上記にない器でも大きな器は持たないようにしましょう。そういった大きな器は左手を器に沿えて食べるのが正解。
手皿も実はNG! 上品に見えますが、マナー違反なので、小皿を使うようにしましょう。
よかれと思ってやっていたことが実はマナー違反ということも少なくないもの。大人の女性のたしなみとして、正しいマナーを身につけていきたいですね。
【参考】
※ 岩下宣子 監修『特別な日から日ごろのお付き合いまで 一生使える!大人のマナー大全』(PHP研究所刊)
【画像】
※ KPG_Payless / shutterstock
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