
「ありのまま、自分らしく輝く」ために私たちができること
『女性に力を。ジェンダー平等を訴えるハリウッド女優たち』でもご紹介しましたが、日本の男女平等レベルは世界でもかなり低いのが現状です。
男女格差に関する問題はもちろん日本だけではなく世界でも議論されており、ジェンダー平等が訴えられています。
ジェンダーってどういう意味?
“ジェンダー平等”といっても、そもそも“ジェンダー”という言葉の意味をご存知ですか? UN Womenによると、ジェンダーとは“ある時代のある社会が、そこに所属する男性・女性にとって「ふさわしい」とする役割、行動、性質など、生物学的な性差に付加された社会的・文化的な性差”のことだそう。
根深い不平等を終わらせるために…HeForSheキャンペーン

出典:http://www.unwomen.org/
これまで、女性が直面する不平等や差別への取り組みというと、“女性のための、女性による”ものが中心でした。だんだんと女性以外もそのようなジェンダー平等に関する取り組みに立ち上がることが増えているようですが、特にユニークなのがUN Womenが行っている『HeForSheキャンペーン』。
ジェンダー平等のための連帯キャンペーンで、世界中のすべての人がジェンダー平等の実現のために参加し、変革の主体となれるよう、体系的なアプローチとそのためのプラットフォームが提供されています。
2014年9月20日に潘基文国連事務総長(当時)とエマ・ワトソンUN Women親善大使により発表されて以来、各国首脳やCEO、世界的な有名人など、世界中のたくさんの賛同者がおり、2017年2月現在では、世界中で120万人以上(日本では3,700人以上)が『HeForSheキャンペーン』に署名しているそう。
女性だけではなくすべての人で変革を
当初『HeForShe』キャンペーンは、世界中で女性たちが直面する根強い不平等を終わらせるために、10億人の男性および男児を動かし、ジェンダー平等への変革の主体となってもらおうとしていました。
しかし、2016年1月のリニューアルで、すべての人が署名、参加できるようになったことで、誰もが“ありのままの自分”で、このキャンペーンに参加できます。
あなた自身が“ありのまま、自分らしく輝く”ために。まずは自ら声を上げることから、はじめてみてもいいかもしれませんね。
【参考】
※ UN Women
【画像】
※ UN Women