
あなたならどうする?感情的になってしまったときの対処法
あなたは気が長いタイプですか。それともすぐにイライラしてしまうタイプですか。
怒っているときだけに限りませんが、感情的になっているときは、冷静にものごとを考えることがむずかしくなります。
そこで今回は、宇都出雅巳 著『自分を変える「脳」の習慣』を参考に感情との上手なつきあいかたについて考えてみましょう。
とにかく書いてみる
感情が豊かなことはいいことです。しかし、その変化に心がついていけなくなることもありますよね。
そんなとき効果的なのが“紙に書く”こと。
いま感情的になってしまっている人は、感情が動いたときのようすを一度紙に書き出して整理してみてください。
自分がイライラしていたり、クヨクヨしている原因を正確にとらえやすくなります。
書くことで客観的にみることができる
たとえば、職場の後輩に対してイライラしていたとしましょう。
“会議に10分遅刻してきて、みんなに謝りもせず、平然としていたのを見て腹が立った”
と書いてみます。あえて、そのときイライラを再体験するのです。
そのときは、イライラして感情的になり、考えれば考えるほど怒りがこみあげてきたかもしれません。
しかし、あとから落ち着いて振り返ってみれば、自分がイライラしていたのはなぜなのか、そしてどうすればよかったのかが見えてくると思います。
自分の感情に点数をつける
感情的になったとき、一瞬にして感情と距離をとり、感情に支配されないとっておきの方法があります。
それは、“自分の感情に点数をつける”こと。
わきあがってきた感情に、「この感情は何点?」と質問してみるのです。
5点満点でも100点満点でもかまいませんが、いまの自分に点数をつけることで過去の経験と比較します。
「あのときのイライラに比べたらたいしたことはないな」とか
「これはいままでで一番悲しいことだったから、人に相談してみよう」など、具体的にどうすればいいのか思いついてきませんか。
自分の感情に点数をつけることは、自分を客観的にみるためにとても便利なので、ぜひ試してみてください。
感情がわきあがってきたとき、頭のなかだけで解決しようとするのはよくありません。
紙に書いて、点数をつけて、客観的にとらえることが冷静な対処をするために大切なことなんですね。
【参考】
※ 宇都出雅巳 著『自分を変える「脳」の習慣』(SBクリエイティブ刊)
【画像】
※ February_Love / shutterstock
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