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3つのエリア別「汚部屋あるある」とプロが教える対処法とは?

2018.02.07 20:00

整理収納アドバイザーの資格を持っている筆者ですが、元々はお片付けが苦手で、お家は“汚部屋”状態でした。そのため、お片付けに悩むお宅に作業に伺うと、共感できることがたくさんあります。

そこで本日は、お部屋の場所別の“あるある”と、それを解決するための考え方についてご紹介します。

 

キッチンの「汚部屋あるある」

出典:https://gatta-media.com

まずはキッチンの“汚部屋あるある”から。

・ボウルやフライパンなどが引き出しの中で山積み

全部出しして使用頻度で分けてみると、半分くらいは使ってない!ということがよくあります。 そのため、本当に使うものだけに絞って減らし、積み重ねないでワンアクションで出せるようにするのがオススメです。

・カトラリーと一緒に、コンビニでもらった割り箸やストローなどが大量に混在

これも非常によくあります。(以前の筆者宅もそうでした)

割り箸などは来客用として分けてジップロックなどに入れて収納しておくのがオススメ。取っておく時の基準も、5膳までと数字で上限を決めておいたり、ビニールの袋に入っているものだけ取っておくなど、ある程度決めておくと良いです。

ストローやデザート用の小さいスプーンなどはほとんど使わないため、処分してしまっても良いと思います。

・遊園地で買ったポップコーンのバケットが収納を圧迫

これも細かいあるあるですが、お子さんのいるご家庭では結構よく見かけます。

次に行く時に持っていくかもと思って取っておくものの、いざまた行くときになると忘れてしまうというケースが多いです。子供部屋のおもちゃ収納など別の使い方を検討してみて、使わなさそうだったら潔く処分してしまっても良いと思います。

 

リビングの「汚部屋あるある」

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続いて、リビングの“汚部屋あるある”です。

・ダイニングテーブルの上がカオスで大事なプリントや書類が行方不明になる

これも以前の筆者宅ではあるあるでした。レターラックを買って整理しようとしたりしたものの、結局その中がさらにカオスになってしまっていました。

今は筆者宅では、大事な書類は人別にバインダーを分けて取っておくように変えています。

また、子供のプリント類はスマホで写真に撮って、Evernoteなどのアプリに貼り付けて保存。提出が必要なものはすぐに処理するか、集金関係などは冷蔵庫に貼って忘れないようにしています。

・ペンスタンドや引き出しなどにボールペン類が大量にある

書けないボールペンや、4色ボールペンでよく使う黒や赤以外は書けるものなど、結構残しておいてしまいがち。一度書けるか全部チェックしてみて、使えるモノ以外は処分しましょう。

4色ボールペンも、黒と赤が使えないものはほとんど使わないため、どうしてもというもの以外は処分で良いと思います。

使えるモノだけに絞ったら、“今使うもの”と“ストック”に分けて収納しておくと使いやすくなります。

・キャビネットや棚の上にモノがぎっしり飾ってある

これも結構「あるある」な現象で、リビング以外に子供部屋などでもよく見かけます。

家族写真や子供の記念のモノなど、他に置き場所がなくてつい全部飾ってしまいがちですが、“今飾るモノ”を絞り、その他は思い出ボックスなどに入れてしまっておくのがオススメです。

写真などは壁面なども上手く使って分散して飾るのも良いと思います。

 

クローゼットの「汚部屋あるある」

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そして最後はクローゼットの“汚部屋あるある”です。

・クローゼットはぎっしりなのに着る服がない

これも定番の“汚部屋あるある”です。

こちらは今の季節に着る服と季節外の服にまずは分けて、今の季節の服はさらに今シーズン着たかどうかで分けて、着ていない服は袖を通してみてしっくりくるかで保管か処分かを判別しましょう。

・靴下や下着が大量にある

これは以前の筆者の夫の“あるある”でしたが、似たような靴下が大量にあるのに、ショッピングセンターに買い物に行くたびにまた買う、というのが以前はよくありました。

在庫量の把握ができていないのが原因なので、収納ケースに立てる収納にして在庫量が見える状態にすると解消しやすくなります。

・上の収納棚の中身がカオスで何が入ってるかわからない

マンションなどのクローゼットでは、ハンガーがけする場所の上が収納スペースになっていることが多いと思いますが、こちらにいろんなモノをとりあえず突っ込んでカオスになっていることが多いです。

こちらは中身を全部出しして分類し、ボックスに入れてラベリングするのが鉄則です。

 

以上、“汚部屋あるある”と対処策のご紹介でした。「うちも!」というポイントはありましたか。

今回ご紹介した“あるある”は全て以前の筆者宅で起こっていたことですが、今はほとんど解消しています。

筆者の経験上、どんな汚部屋でも根気強く頑張れば片付くと実感しているので、今お片付けに悩んでいる方も諦めずにスッキリなお部屋を目指して頑張りましょう!

 

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整理収納アドバイザー
LIFE WITH主宰。2人の男児の育児・家事・仕事の両立に奮闘中の整理収納アドバイザー。「元・汚部屋ワーママ」「超ワンオペ育児」だった経験を基に、忙しいママをもっとラクに、楽しくするための収納・インテリアを提案。

日本テレビ「ヒルナンデス!」にも整理収納の達人として出演するほか、雑誌・書籍の掲載も多数。2018年12月には初の著書となる「自動的に部屋が片づく 忙しい人専用 収納プログラム」(KADOKAWA)を出版。