
相手を育てるほめ言葉。おさえておくべきポイント4つとは
ほめ言葉には、人を成長させる力があります。
ほめてもらえたことで、自信がもてたり、より積極的に取り組めた、なんて経験が誰でも一度はありますよね。
そこで今回は、原邦雄 著『たった一言で人生が変わる ほめ言葉の魔法』を参考に、人を育てるほめ言葉について、覚えておきたいポイントをご紹介します。
存在をほめてあげる
ほめて相手を育てるには、その人のかけがえのない長所を見つけ、伸ばしてあげることが大事です。
その前提として、おさえておくべきポイントが、「生まれてきただけで、そこに存在しているだけでまずはOK」という考え方です。
その人がいまはまだ、夢や希望をもてずにいたとしても、その人の存在を認めてあげることを忘れないでください。
自分の翼で飛べるように
人は似たような姿や形をしていても、中身はそれぞれ違います。ほかの誰かに大きな翼があるからといって、目の前の人も同じ翼をもっているとは限らないのです。
大切なのは、相手がもっている翼を見つけ、羽ばたいていけるように育ててあげることです。
根っこに水をあげる
お花を育てるときに、何も考えずにただお水をあげたときと、ちゃんと根っこに届くようにお水をあげたときでは、育ちぐあいは変わってきますよね。人間もそれと同じ。
「こんなふうに育ってほしい」という愛情をこめながら、心まで届くほめ言葉を意識しましょう。
また、花によってあげるお水の量やタイミングが違うように、人も成長しやすいほめ言葉やそのタイミングがあります。ようするに、相手のことをまず知っておかないといけないのです。
誰に対しても一様にほめていては、心まで届きません。その人のベストとはなにか、それを探すことが重要なんですね。
ほめっ放しにしない
また、ほめすぎると天狗になってしまうことがあります。
なんでもかんでも、ほめていればいいというわけではありません。その人がよくない方向へ進んでしまいそうだったら、そのときは注意してあげることも愛情です。
ただし、しかることは“成長の矢印を修正してあげる”ためであって、決してその人の芽を摘みとることではありません。
心に届くほめ言葉をもらえると、人は予測を上回る速度で成長します。これら4つのポイントをおさえて、あなたもほめ上手になりましょう。
【参考】
※ 原邦雄 著『たった一言で人生が変わる ほめ言葉の魔法』
【画像】
※ Lopolo / shutterstock
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