
ワーク・ライフ・バランス1番の国に学ぶ!デンマークの仕事への考え方
残業や女性の労働問題の悩みが消えない日本。生産性やワーク・ライフ・バランスはこれからの日本も直面する課題のはず。
そこで今回はOECDがワーク・ライフ・バランストップだと発表したデンマークの働き方を、ヘレン・ラッセル著『幸せって何だっけ?世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』からご紹介します。
9時‐5時を忘れる。デンマーク人の働き方。
デンマークの人々は4時がラッシュアワー。しかも金曜日はもっと早く帰るのだとか。公的な労働時間の規定は1週間に37時間ですが、実際の平均労働時間は34時間。しかも公休が13日あって、年間5週間の休暇もあるそうです。
デンマークの就労文化では残業する人は適切な時間内に仕事を終えられない人とみなされるそうで日本のように残業が当たり前の就労文化とは大きな違いが見られます。
デンマーク的に生きるための10のルールジャンテ・ロウ
このような職場環境を理解するために1930年代の作家アクセル・サンドモーセの著書が勧められます。その中でデンマーク的に生きるための10のルール、ジャンテ・ロウを示しています。
ジャンテ・ロウを翻訳して、特徴的だったものを3つ抜粋して紹介します。
・自分が特別な存在だと思わないこと
・自分がなんでも得意だと思わないこと
・みんながあなたを気にかけると思わないこと
そして不文律ではあるけど、プレゼンティーズムをしないということも大事なんだそうです。プレゼンティーズムをしないというのは、体調が悪いのに頑張って無理に仕事をしないということ。
お金が要らなくても働きたい
デンマークの人はお金が要らない状況になっても70%は働くほうが良いと答えたそう。ほとんどのデンマーク人が仕事を愉しみたいと考えていて、仕事へのモチベーションがとても高いことがわかります。
福祉国家であるデンマークほどではなくても、日本でもきっと考え方で参考にするべき部分はあるはず。少しずつのGATTA読者のみなさんの意識の変化が日本のワーク・ライフ・バランスを変えるかもしれません。
【参考】
※ ヘレン・ラッセル 著『幸せって何だっけ?世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』
【画像】
※ Monkey Business Images / shutterstock
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