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「武士道」から現代の日本人が学べる大切なこととは
「日本人の欠点や短所についても武士道に大きな責任がある」と新渡戸稲造は著書「武士道」にて述べています。
現代でも「武士道」は活きる教育であるとして参考にされることが多いですが、すべてのものには二面性があるもの。今回は、「武士道」を斎藤孝が監修した「1分間武士道」を参考に、弱みをしっかり知ることについて考えていきましょう。
形而上学とは、存在そのものを問う学問のことです。具体的には、「哲学」や「純粋文学」が挙げられます。
武士道は人格の形成を重視するあまり「思慮、知識、弁舌などの技術的才能は軽視」したそうです。そのために他国のような深い哲学を持っていないんだとか。
「武士道」は、理想を平和としていました。ですが、この高い理想はもっぱら、僧侶や道学者の説教に委ねられてしまい、実際に武士は武芸の修練やその賞賛に明け暮れました。
「武士道」は万能な学問ではなく、欠点や短所がしっかりある考え方なのです。
「武士道」でさえも、弱みがありますが、その弱みを知ることで全体像がしっかり見えるようになります。そして「武士道」の長所や短所は、現代のわたしたちの長所や短所に通じています。すなわち「武士道」の弱みを知ることは現代のわたしたちの弱みを知ることにつながっているのです。
何事も長所だけではありません。ちゃんと短所も見つめて、受け入れることでより全体像を見るようにしていきましょう。
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※ Petar Paunchev / shutterstock
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