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冬こそ秘湯が楽しい!化粧水いらずの美湯「白骨温泉」で贅沢時間を

2018.01.14 21:00

冬旅といえば真っ先に思い浮かぶのが温泉。それももちろん雪見の露天に限ります。

そんな冬の雪見温泉にぴったりな風情にあふれるのが、標高1400m、乗鞍岳の麓に位置する「白骨温泉」です。

出典:https://gatta-media.com

鎌倉時代より続くこの信州の秘湯の湯は“3日入れば3年風邪知らず”と言われる、今では全国的にその名が知られる超人気の温泉。しかし、いわゆる歓楽街を伴う温泉街とは異なり、本当に山の中にひっそりと佇む霊泉あらたな情緒にあふれる温泉地です。

 

浸かってよし、飲んでよしの奇跡の温泉

現在、白骨温泉には11の宿があり、そのすべてが異なる源泉を持つというのですから湯量の豊富さはお墨付き。すべての宿に「あらたまの湯」「絹の湯」などの屋号ならぬ“湯号”がついているのも粋です。

白骨温泉の湯は湧き出したときは無色透明で、空気に触れることで白濁した色になるのが特徴ですが、これは「硫化水素・硫黄分」と「カルシウム成分」が含まれるため。通常、乳白色の温泉は強酸性のため刺激が強いことが多いのですが、白骨温泉の湯は弱酸性。肌を包み込むようなやわらかな湯は感動的レベルです。湯に浸かっているとみるみる肌が潤ってくるのがわかり、湯上りには化粧水もまったく必要無いほどしっとりと整うのですから本当に驚きです。

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また、白骨の湯は胃腸を整える効果や身体を温める効果も高いといわれ、古くから湯治場として多くの人々に愛されたことがよくわかります。湯に浸かって温まるのはもちろん、飲用したり食用したりができるのも白骨の湯の魅力で、各源泉で炊いた“温泉粥”は白骨名物となっています。それぞれに源泉によってお粥の味も異なるので、食べ比べて温泉を味わうなんていう楽しみ方もありです。

 

温泉だけを楽しむ贅沢な1日を

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乗鞍(のりくら)や上高地に近く、ちょっと足をのばせば飛騨高山までも車で1時間ほどという立地の白骨温泉は、四季のどんな時期に訪れても様々な楽しみ方ができる場所。温泉を拠点に観光を楽しむのもありますが、真冬のこの時期はやっぱり一日中温泉でゆっくりゆったり過ごすのが一番の贅沢かもしれません。

山深い場所に位置するので、冬場はたどり着くのが困難な場所ですが(冬用タイヤ+金属製チェーン装着が必須です)、松本からバスが運行されているのでそれを利用して行くことができるというのも嬉しいポイントです。

 

真っ白な雪景色を眺めながらぬくぬくとお湯につかるのは、日本人に生まれてよかったと思う至福の瞬間。今度の週末は、雪見風呂に出かけてみませんか?

 

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フリーランス編集ライター
東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノ全般、ロハスやインテリアネタなどを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

From小林繭・・・
「日本人って、ついついまわりの人やつくられた社会の枠組みを気にしすぎだと思うのでもっと自分自身の感覚に自由でよいのではないでしょうか。社会からはみ出ているように思えたとしても地球というサイズで見てみれば、ぜんぜんです。
“自分らしさ”という言葉にも必要以上にしばられないで。自分だって日々どんどん変わっていくもの。生きることは生きていくことでしか学べないので自分らしさに固定観念を持たず、そのときに自分が感じることを大切にしていって欲しいです。
そんな日々の毎日を楽しくするヒントを『GATTA』を通して発信していけたらと思っています。」