
「今年こそ片付けたい!」と思う方のための片付け優先順位の考え方
今年こそはすっきり片付けたい!という方も多くいらっしゃると思いますが、「早く片付けたい!」と思う場所が必ずしも優先順位を上げるべき場所とは限らないということがあります。
そこで今回は、どこの箇所から片付けるべきかという優先順位を考えるためのヒントをご紹介したいと思います。
お片付けを挫折してしまう方によくあるケース

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まず、お片付けに挫折してしまう方がよくやってしまう失敗が、難易度が高い場所から片付けようとしてしまうということです。
例えば、一番よくあるのが「開かずの間」のようなお部屋。
筆者宅も以前は寝室が開かずの間になっていて、モノが何年もたまりっぱなしでずっとストレスになっていました。
ですが、開かずの間となってしまったお部屋は片付けの難易度で言うと最高クラス。
お片付け慣れしていない方が開かずの間の片付けにチャレンジすることは、普段運動しない方がいきなり練習なしでフルマラソンに挑戦するようなもの。
それでは挫折もしますし、「片付けようとしてもうまくいかなかった」というトラウマにもなってしまいますよね。
そのため、「難易度」と「優先度」をしっかり考えて優先順位付けをすることが大事だと思います。
「難易度」×「優先度」でマッピングする

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じゃあどうやって優先順位付けをするのがいいの? という方は、片付けたい場所を「難易度」×「優先度」でマッピングするのが良いと思います。
この場合の難易度、優先度のつけ方はこちらの基準を参考にしてください。
難易度が高い場所の基準例
・モノの量が多い
・大きいモノが多い(モノの処分が大変)
・自分以外の家族のモノが多い
・スペースが広い
優先度が高い場所の基準例
・使用頻度が高い
・過ごす時間が長い
・お客様から目につく
片付けたい場所の優先順位をつける

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「難易度」「優先度」で一般的に多いケースを参考に、仮にマッピングしてみたのが上の例です。
もちろん一番最優先にすべきなのが、難易度も低く優先度も高いもの。こちらの一番代表的な例がキッチンです。
次の優先順位としては、やはりお片付け初心者の場合には優先度が低くても簡単な場所からやって自信をつけていただくのが良いと思います。
優先順位2の例は、一般的な例でいえば洗面所やお風呂など。こちらは過ごす時間はそこまで長くはありませんが、使用頻度は高いのでそれなりに片付けの効果も実感できます。
小さい場所で自信をつけたら、リビングや子供部屋など「片付けたい!」と思う熱が高いところにチャレンジするのがおすすめです。その場合も、引き出しなどやりやすい場所から着手すると挫折しにくいかもしれません。
そして最後が「開かずの間」や納戸などの難易度が高い場所になります。
こういった場所はそれなりに片付かないストレスはあるかもしれませんが、正直放っておいても日常生活への影響は実は少ない箇所でもあります。
一旦他の場所が片付くまではモノの一時置きとして活用しておいて、最後の砦として取っておくのも一つの考え方です。
以上、今年こそは片付けたい!と思う方のためのお片付けの優先順位のつけ方のご紹介でした。
実はこの考え方は、仕事でもよく使うアクションの優先順位の付け方の考え方をベースにしています。この考え方を意識するようになると、お仕事でも効率アップに繋がるのでぜひトライしてみてくださいね。
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