
「ひらめく人」との差って何?斬新なアイデアが生まれる理由が知りたい
ひらめく人とひらめかない人の差って何でしょうか?
どんな斬新な斬新なアイデアにも、それが生まれるまでの過程があります。
そこで今回は、島田始 著『僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。』を参考に、良いアイデアが生まれるための条件を伝授します
アイデアはいつ生まれるのか
想像してみてください。
あなたは会社の狭く暗い会議室に缶詰にされています。そりの合わない上司に囲まれ、「早く勝てるアイデアを出せ」と迫ってくる。制限時間も決められ、「チッ、チッ、チッ」と時限爆弾のように時計が時を刻む音聞こえてきます。
こんな状況で、はたして良いアイデアなど生まれるでしょうか。
良いアイデアは、何も会社の会議室だけで生まれるとは限りません。それよりも、休憩時間にトイレへ行った際や、ベッドの中で眠りに入る前など、「ホッ」としたときに、ふと思いついたりします。
良いアイデアのための「遊び」
グーグルやフェイスブックなど、世界をリードするアメリカの企業は、そういったアイデアの性質を熟知しています。
ペットを連れて出社できたり、エレベーターの壁がなんでも書き込めるホワイトボードだったりと、日本の会社に慣れた人からするとビックリするような雰囲気の職場です。
しかし、実際にそういった社風こそ、アイデアが出やすい環境なんですね。
つまり、良いアイデアと出会うためには“遊び”が必要なのです。そうした自由さが、アイデアが生まれる余裕をもたらします。
思考が煮詰まったときや、「もっと斬新なアイデアがほしい」なんてときは、会議室にこもって考えるのではなく、心をリラックスできるように環境を整えたほうが、新しいひらめきを得られるでしょう。
流行に目を向ける
また、ひらめきを呼び込むためには、流行に目を向けておくも大切です。
たまに、流行を鼻で笑い、それに無頓着のほうがかっこいいなんて思っている人がいますが、それはとても危険です。
流行を追い続けろといっているのではありません。ですが、いいアイデアのためには、最低限の流行を知っておく必要があります。
世の中には何が求められているのか。そして、それはなぜ流行っているのかを考えてみてください。
重要なことは、まず良いものを見て、その良さを知る。そして、頭の中で仕組みや本質を理解したら、潔く破って捨てましょう。次は、その仕組みを参考にしつつ、自分だけのオリジナルなアイデアを生み出せばよいのです。
真似をするだけなことほどつまらないものはありませんが、とはいえ、画期的なイノベーションに見えるものでも、何もないところから生まれているわけでもないのです。
斬新な発想を生むためには、その過程も従来通りではいけません。今までと同じ方法で、今までとは違うものを出せというのは、いささか無理な話です。
心に余裕をもって、流行を把握しておくことがひらめきマンへの必須条件なのです。
【参考】
※ 島田始 著『僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。』
【画像】
※ Sunny studio / shutterstock
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