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できているようで、実はできていない。「ありがとう」を伝える大切さ

2018.01.05 23:00

“文字職人”として、たくさんの人たちの悩みや人生に向き合ってきた、杉浦誠司氏ですが、人生の師匠に「お前は感謝していない」と言われたことがきっかけで、感謝を伝える大切さについて考え直したそう。

今回は、杉浦誠司 著『負けないで 心がスッと軽くなる30のことば』を参考に、「ありがとう」を伝える大切さをご紹介します。

 

30歳で人生のどん底を経験

文字職人とは、いくつかのひらがなで一つの漢字をつくる『めっせー字』の生みの親で、文字の力で人に笑顔や勇気を与える杉浦誠司氏の代名詞です。

そんな、文字職人・杉浦氏は、すべてのできごとや人に手を合わせて感謝することこそが、真の感謝だと教えられたそうです。

杉浦氏が文字職人になる前には家電量販店の店員、塾講師、ドラッグストアの店長など、さまざまな職業と職種を経験しました。

しかし、30歳を目前にして、仲間と一緒に起ち上げた保険代理店が倒産し、大きな挫折を味わいます。

お金も信頼もすべて失い、将来が見えなくなって、愚痴ばかりこぼしていました。そんなとき、人生の師匠からこう言われたそうです。

「お前はな、感謝していないからそうなっているんだよ」

 

師匠のことば

師匠のことばは続きます。

「お前のは感謝ではない。何かにしてもらってはじめて、ありがとう。何かしていただいてはじめて、お返し。全部、何かをしてもらってからやないか。それはお礼だ。本当の感謝は当たり前のことに手を合わせることなんだよ。

お前には仲間がいる。支えてくれる人がいる。それに、お前は生きている。そういう当たり前のことに、ありがとうと言う。もっと言えば、苦難や逆境に手を合わせられたら、真の感謝だな」

 

手を合わせて感謝する

倒産し、絶望の中にいた杉浦氏の心に、師匠のことばはストンと落ちました。

自分のまわりで起きるできごとすべてが、いいことばかりではありません。出会う人すべてが自分にとっていい人とは限りません。ときには人生のどん底まで落とされることもあります。

それでも、すべてのできごとや人に手を合わせて感謝する。それこそが真の感謝なのです。

 

普段、自分の生活を手助けしてくれているやものや支えてくれる人に手を合わせて「ありがとう」を伝えましょう。真の感謝ができると、あなたの心もスッ軽くなるのを感じられるのではないでしょうか。

 

【参考】

※ 杉浦誠司 著『負けないで 心がスッと軽くなる30のことば』(アスコム刊)

【画像】

※ Alex_F / shutterstock

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