
いつもバタバタ…「あせりがちな人」の頭と心をすっきりさせる方法
いつもあせっていて、忙しそうにバタバタと走り回っている人。ちょっとしたことでパニックに陥っては右往左往し、何一つ解決できない人。ほかにも、休みなしに働いているのになかなか成果がでなかったり、周囲に振り回されて自分自身を見失ってしまう人がいます。
そこで今回は、斎藤茂太 著『あせらない練習』を参考に、そんなどうしてもあせってしまいがちな人の頭と心をすっきりさせる方法をご紹介します。
中途半端が一番だめ!悩むならとことん悩もう
時代はすさまじい勢いで移り変わっています。将来のことを考えると誰でも少しは不安になってしまいますよね。中には暗い将来ばかりを思い描いてしまう人もいるのではないでしょうか。
気持ちは分かります。それでも一寸先が闇のなか、自分がどうなるのかは誰にも分かりません。だから心配したって仕方がないのです。
そうはいっても、見えない将来に怯える人は、そう簡単に頭から不安要素を追い出すことはできないかもしれません。そんな場合は、不安要素を一つひとつつぶしていきましょう。
「悩むために悩む」ほどムダなことはありません。解決に向けて「具体的に悩む」のです。そうして心にある不安をひとつずつ解決していくことで心のあせりは自然と消えていきます。
大切なのはあせらず「行動する」こと
また行動する前からあれこれと悩んでしまう人がいます。でも、結果はやってみないとわからないもので、頭で考えて解決できるものではありません。
ですから「結果がどうなるか」なんてことは、あせらず結果が出るまで考えなくてもいいのです。
「結果はあとからついてくるもの」なので大切なことは「結果を出す」ことではなく、そのために何ができるかを考え、あせらず行動することなのです。
前もって準備しておくことはもちろん大切です。でも、未来はいつでも思い通りにはならないものです。
明日は明日の風が吹くのですから、風が吹いてからどう向き合うのかを考えたって遅くはないですよ。
【参考】
※ 斎藤茂太 著 『あせらない練習』(株式会社アスコム)
【画像】
※ PKpix / shutterstock
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