
パンツをかっこよく履きたい方へ。「体のバランス調整」エクササイズ
パンツを履くとよくわかる、上半身は細いのに下半身がどしっと立派な体型。特に、腰まわりから太ももの付け根。うしろから見ればお尻も気になる……。
やせても減らない腰まわりから太ももの悩みは、筆者も経験済み。そんなときは、体のバランスから調整してみませんか? 今回は、ヨガインストラクターである筆者もおこなっている、“パンツスタイルをカッコよくする、バランスエクササイズ”をご紹介します。
「姿勢の悪さ」が脚を太くする
姿勢の悪さと脚の太さはとても関係があり、太ももの太さが特に気になる方は、骨盤の歪みから意識してみることが大切。
骨盤が前傾していたり、後傾していたりすると、それだけで歩くときや立つときに太ももに負担がかかり、歩くたびに筋肉がごつくなっていく、はっていく、という悪循環が……。
骨盤の位置が正しく収まっていると、骨盤は体を横から見ても真っ直ぐになっていて、”耳・肩・ひじ・腰・足首”のラインを真っ直ぐに揃えることができます(肩甲骨まわりの姿勢のバランスも関係あり)。
正しい位置に骨盤があれば、姿勢を支える体幹がきちんと働き、背筋、腹筋、お尻、脚の筋肉をバランス良く使えるので、脚だけの力で支える必要がなくなるのです。
股関節まわりの硬さにも原因が
だったら、骨盤を真っ直ぐに意識していればいいと思いますよね。もちろん正解なのですが、体全体のバランスが悪いと、骨盤だけを意識しても、他の部位の硬さや歪みが邪魔をして、その姿勢を維持することができません。
常に意識して、力を入れて骨盤を真っ直ぐにしていても、体も気持ちも疲れてしまいます。骨盤を真っ直ぐ立てるために、まず最初の一歩として大切なのが、股関節まわりの柔軟性です。今回は、その股関節まわりの柔軟性と、筋力を養い、スッキリ脚を目指しましょう。
腰まわりから脚まわりに効いてくるエクササイズ
(1)まず、お尻に軽く力を入れて、骨盤を真っ直ぐに立てましょう。頭頂から背骨全体を、上に軽く引き上げるつもりで姿勢を整えて。
(2)脚は腰幅程度に開き、両手は軽くひじを開いて胸の前で合掌。

出典:https://gatta-media.com
(3)右足に重心を置き、左脚を脚の付け根(股関節の前側)の力で持ち上げ、膝は曲げておきます。持ち上げた脚は、お腹の力でも同時に支えて。

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(4)持ち上げた左脚を、膝を曲げた状態で脚を後ろへゆっくりと蹴り上げて(股関節の後ろ側を意識)。
(5)脚を振る時に、腰が反りすぎないように注意。

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(6)ゆっくりのスピードで前後に脚を振り動かします。
(7)10~15回程度おこなったら、反対側も同様に。
股関節まわりをほぐしながら、筋力も使うこのエクササイズは、腹筋、お尻、脚のバランス、体幹と、様々な部分を同時に使うことができます。
腰まわりもスッキリ脚も、まず姿勢から、 そして骨盤です。最初は難しく感じると思いますが、楽しみながらおこなってみてくださいね。
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