
イライラや疲れが抜けにくいと感じたら。心に効くストレス解消ヨガ
日常の中で、ちょっとしたことでイライラしてしまったり、仕事や家のことが忙しくて心と体の疲れが抜けきらないなんてこと、ありませんか? ひとつひとつは日常に紛れそうなくらい小さなことでも、いつの間にか蓄積されていくこともあるんです。
そんな小さなストレスから大きなストレスまでを自分自身で癒す方法を知っていると心強いものですよね。
そこでヨガインストラクターである筆者が、呼吸法を使ってストレスマネージメントをする方法をご紹介します。
どんな自分も受け入れよう
他人に言われたちょっとした言葉や、集中力が切れて起こしてしまった仕事のミス。そんな気分が滅入ってしまうようなことは、誰にでも度々起こるもの。
心も体も元気で健やかな時は、さらっと流せる物事も、心の状態次第では難しい時もあるはず。特に落ち込んでいる時は、すべてをマイナスに捉えがちになります。
そんな時は、どんな自分の状態も否定せず、受け入れてあげることが大切。気持ちを整えて、自分自身にも他人にも優しい気持ちで居られるように心を整えましょう。
腹式呼吸で優しい気持ちを受け取ろう
(1)あぐらの姿勢で床かクッションの上に座ります。クッションに座る時は、お尻の半分を載せるようにして、足は床に下ろしましょう。
(2)ソファやイスに座る場合は、骨盤を軽く引き上げて立たせ、両足を軽く開いて足の裏を安定させましょう。

出典:https://gatta-media.com
(3)両手を下腹部に当て、親指と他4指で三角形を作ります。その真ん中におへそがくるようにしましょう。
(4)まずはゆったりとマイペースに呼吸を深くしていきます。
(5)少しずつ呼吸を細く長くしていくように意識しながら、呼吸によって動くお腹の感覚を手のひらで受け取っていきましょう。
(6)イライラした気持ちや、滅入った気分を否定せず、その気持ちに対してなぜ、どうして?と頭で考えず、浮かんできた思考はそのまま流していきましょう。
(7)吸う息で膨らむお腹、吐く息で凹むお腹の動きとともに、体全体が緩んでいくイメージを持ちながら、体全体の感覚にも意識を向けていきます。
(8)慣れてきたら、吐く息が吸う息の2倍の長さになるようにコントロールしながら、気持ちが穏やかになるまで続けていきましょう。
お腹の動きに意識を集中しすぎると、体に力が入ってしまいます。ポイントは呼吸によって自然に動くお腹の動きを、両手で受け止めるような感覚で行うことです。
イライラした気持ちや滅入る気持ちを感じて自己嫌悪になってしまう時は、この呼吸法を行いながら、ただ優しく自分自身を包んであげるように意識してみてくださいね。
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