
インテリアのプロ3人に聞いた!年末に焦らない「大掃除を効率的に終わせる」ルーティン
忙しい年末年始。仕事や家事に追われる日々では、気が付けば年末が近づき、焦って大掃除に取り掛かる……という方も多いですよね。
そこで今回は、大掃除を”効率的に終わらせる”ルーティンをご紹介します。インテリアのプロが実践するルーティンを取り入れたら、今年の大掃除がグッとラクになるはず。
1:大掃除がいらなくなる!? 誰でもマネしやすい「年間お掃除」ルーティン
年末に一気に掃除するのは大変、結局できずじまいで新年を迎えてしまった……と、毎年大掃除に苦労している人も多いはず。
整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんも、いつも年末の大掃除の時期になってから、「もっと前から計画的に進めておけばよかった……」と後悔していたそう。その反省も踏まえ、計画的にお掃除を進めるための年間お掃除プランを実行して、お掃除いらずの家を目指しましょう!
■季節に合わせてお掃除計画を立てる

出典: GATTA
一般的には“新年を気持ちよく迎えるため”ということで年末ギリギリに大掃除をされているというお宅も多いでしょう。
ですが、お掃除のしやすさを考えると、実はもっと暖かい時期にやった方がいいところもあるんです。
例えば、
・ベランダ、窓(カーテン洗濯)
→冬場は外での掃除が寒くて大変。大きいカーテンも乾きにくい。
・換気扇、レンジフード
→暖かい時期の方が油汚れが浮きやすい
など。
また、雑巾がけも、冬場にやると水が冷たいですよね。お掃除の年間計画をたてる際は、季節の特性を考慮すると、実はグッとラクになりますよ。
■年間プチ大掃除プランを立てる

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季節を踏まえて、年間プチ大掃除プランをこのようにたててみるのもアリ。
1月:玄関、下駄箱
2月:リビング
3月:寝室(加湿空気清浄機含む)
→新年を気持ちよく過ごせるようにするために、1月は玄関をプチ大掃除。寝室は加湿器を使わなくなる時期でもある、3月に。
4月:ベランダ、窓(カーテン洗濯)
5月:お風呂(水垢、カビ取り)
6月:エアコン
→ベランダや窓は暖かくなる4月に。お風呂はカビが気になる梅雨の前にやりたいと思います。また、エアコンは冬場には使わないため、夏の前にプロにクリーニングを依頼することを計画中です。
7月:トイレ
8月:キッチン
9月:子供部屋
→ニオイが気になるトイレは暑くなる前に。キッチンは油汚れが浮きやすい夏場にやりたいと思います。
10月:クローゼット
11月:キッズスペース
12月:なし(予備)
→そしてクローゼットは衣替えの時期に。年末は忙しくなるので計画はせずに予備の月に。
できれば12月は大掃除しなくていいように、1年間コツコツ頑張りたいところですね。
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2:やるべきことを明確に!面倒な大掃除に取り掛かりやすくする「大掃除」ルーティン
すっかり冷え込み、年末までもうすぐ……という季節になると、大掃除のことを考えはじめる方も多そうです。
「今年こそは前倒しで掃除しよう」と意気込むものの、なかなか実行せず時間だけが過ぎてしまう……といった話もよく耳にします。
整理収納アドバイザーmaikoさんによると、面倒な大掃除に取りかかるための効果的な第一歩を工夫することが大事なのだとか。
■リストアップして優先順位を整理する

出典: GATTA
大掃除をしなければいけないと思うものの、何からはじめていいのか分からず焦っている方も多いのではないでしょうか? いろいろと考えているうちに、面倒な気持ちが大きくなってしまうことはよくあることです。
そんな方におすすめしたいのは大掃除項目の“リストアップ”。必要な項目をリストアップすれば、やるべきことが明確になり取りかかりやすくなりますよ。
そして、リストアップができたら、項目ごとの掃除の必要度を検証します。そうすることで、優先順位の高いものを取りこぼすことなく、掃除する順序を決めることができます。
■毎日の「ついで掃除」に組み込む仕組みを考える

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大掃除のリストアップ項目のなかには、大掃除として掃除するのではなく、気付いたときについでにできるような項目も入っているはず。
家中の掃除をまとめてやろうとすると、かなり時間はかかってしまいますが、1つの場所だけなら1〜数分ですませることができますよね。 明日から毎日の掃除のついでに1つずつでも進めていけば、年末までに家中の掃除を完了させられるでしょう。
そして、リストアップのなかで、毎日の掃除のついでにすませられそうなものは、来年からは大掃除の項目とせず、毎日の“ついで掃除”に組み込めるような仕組みを考えると良いでしょう。
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3:無駄なくスッキリ終わる!段取りに沿って進める「大掃除」ルーティン
いよいよ大掃除に本腰を入れるシーズンが近づいてきましたね。でもこの意気込み、実は掃除する場所の順番を間違えると、一番気持ちよく過ごしたい年末年始にすでに汚れてしまっているのが気になってしまうことも。かといって、ギリギリに大掃除を開始するのも、ちゃんと終わるのかハラハラして落ち着かないですよね。
インテリアブロガーsumikoさんによると、大掃除で大事なのは、”段取り”なのだとか。慌てずに完了できて、肝心な年越しのときに気持ちの良い状態の家で新年を迎えられる、そんな効率の良い理想的な大掃除を実践してみてくださいね。
■一度整えれば、乱れず汚れにくい場所を早めに

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年賀状やお歳暮の手配に追われる前の時間が取りやすい時期に、一度しっかりキレイに整えれば長い間キープできる場所の掃除を、まずは済ませてしまいましょう。
たとえば、収納の中。玄関の収納も、履かなくなった靴やサイズアウトした子どもの靴を整理しながらスッキリと拭き掃除。
キッチンや洗面所などの収納も一度中身を全部出して、拭き掃除。
収納内は、少し早めに一年で溜まってしまった不用品と汚れを一掃しても、すぐにリバウンドすることはない場所です。
時間に余裕のある早い時期に済ませても問題ないグループとしてリストアップしておきましょう。
■一番目につく場所の仕上げは最後に

出典: GATTA
玄関のたたきやベランダなどの外回り、床や窓など、普段から行き来する場所は、早めに仕上げても年末までにまた汚れが目立ってしまい気になるもの。できるだけ最後の仕上げでサッパリとさせたい場所です。
大きなスペースを単調な作業で掃除するので、年末近く、冬休みに入った家族にも手伝ってもらいやすい掃除ですね。
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大掃除を効率化して、さっぱりした気分で新年を迎えたいですね。ぜひインテリアのプロが実践するルーティンを取り入れてみてくださいね。
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。