
低い家具を選ぶべし!? 狭い子ども部屋でも「ストレスを感じにくい」仕組みづくり
整理収納アドバイザー・コーチングののぞみさん宅では、小学生の姉弟それぞれに部屋があり、学習机もあるそう。子ども部屋は北側で狭く、窓も大きくはないので、意外とほこりが溜まりやすいんですよね。
そこで今回はのぞみさんに、“子ども部屋の仕組みづくり”のコツを教えてくれました。居心地がよく、お気に入りに囲まれたパーソナルスペースになるように、4つの工夫をしているんだとか。
安全性から高い場所にはモノを置かない
一人で寝るようになった子どもの部屋は、夜間に地震が起きたときも危険がないよう低い家具を選び、ベッド周りに倒れてきそうなモノは置いていません。

出典: GATTA
高い場所にはモノを置かないようにしているため、本棚は学習机の足元にあります。奥行き約12㎝の棚なので、大きな絵本は入りませんが、小学生向けの読み物の本はぴったり。
学習机と本棚を兼ねているので、家具を減らして部屋を広く使うことができます。スペースが狭いところになりがちな子供部屋は、デッドスペースを有効活用するとモノが溢れにくくなりますよ。
子どもが掃除機をかけやすいインテリアにする
筆者宅では週1回、子どもが自分で掃除機をかけて、ゴミをまとめてもらうよう習慣づけています。毎週土曜の午前中に私がリビングの掃除始めるタイミングを見ると、子どももつられて掃除機をかけるようになりました。
軽くて使いやすいコードレス掃除機をつかったり、ゴミ箱を浮かせて床にモノを置かないようにしたり、子どもでもしっかりきれいにできるよう、掃除のハードルが低くなる工夫しています。

出典: GATTA
ベッドは、すのこ状の折りたたみ式ベッドを使用。ベッドの下にも掃除機が入れやすく、湿気やほこりもたまりにくいですよ。
学校のプリントは引き出しにまとめて入れる
最近は、教科書を学校に置き勉できるようになったので、ランドセルの中身もだいぶ軽くなりました。でも、学校から持ち帰るプリントは毎日あり、そのまま取っておくと、どんどん溜まってしまいますよね。
学習済みのプリントは、引き出しの一番下の手前にポイっといれるだけ。学期末にまとめて取り出し、取っておくか処分するかを本人に判断してもらうようにしています。

出典: GATTA
“学期末まで“と保管期間を決めて見直せば、プリントは溜まりすぎず、モノの要不要の判断のトレーニングにも。
子どもの趣味や好みを優先する
高学年の娘は今、音楽に夢中。好きなアイドルグッズやポスターを飾って、ワクワクするようなリラックス空間を自分でコーディネートしています。
お気に入りのモノを丁寧に飾ると、「部屋もきれいにしたい!」と子どももやる気になりますよ。
おうちのインテリアにあわせた部屋づくりではなく、子ども部屋は“子供が好きになれる空間”を意識してあげたいですね。
明るくて居心地のいい“わたしのお部屋”を整えることは、子どもの気持ちを安定させます。
子どもの自立を支えるために、安全な家具や収納グッズを選ぶこと、今の生活に必要な適量を教えることが大切です。タイミングを決めてその都度持ち物を見直すことで、そのときに適した量をキープすることができ、机の上やベッドの上にモノがあふれることはなくなりました。
親のやり方を押しつけすぎず、子どもの大切なモノを見守ってあげられるように、ご紹介した4つの工夫を取り入れてみてくださいね。
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