
「新しく担当させていただきます」はダメ!? 間違いやすいNG言葉遣い10選
ビジネスシーンのメールのやりとりは、一対一のやりとりであっても、会社対会社のオフィシャルな性質を持っています。もしかしたら間違った言葉を使って、知らぬ間に恥をかいているかもしれません。あなただけでなく、会社の印象にも影響を与えてしまっているかも……!?
そこで今回マナー講師の桜美月さんに、間違いやすい“NG言葉遣い”を教えてもらいました。
「上司」に対するNG言葉遣い5選
(1)「送らさせていただきます」
正解:「送らせていただきます」
「さ」を入れるのは不適切です。
(2)「一応、確認しました」
正解:「念のために確認しました」
「一応」というのは、あいまいにする表現です。
(3)「前向きに検討しますと言っていました」
正解:「前向きにご検討いただけるとのことでした」
取引先相手の発言には、丁寧な表現に置き換えましょう。
(4)「私から電話を入れます」
正解:「私から電話をいたします」
「電話を入れる」という表現は、目上の人に対して使うのは失礼にあたりますので注意が必要です。「いたします」や「差し上げます」と使いましょう。
(5)「社長がおっしゃられていました」
正解:「社長がおっしゃっていました」
「言う」の尊敬語は「おっしゃる」です。そのフレーズに「れる」を使うと、二重敬語になってしまいます。
「取引先」に対するNG言葉遣い5選
(6)「新しく担当させていただきます」
正解:「新しく担当いたします」
「~させていただきます」というのは、相手に許可をとって何かをする場合に使う言葉です。
(7)「わが社の新商品を紹介します」
正解:「弊社(わたくしども)の新商品のご紹介をさせていただきます」
「わが社」というのは、社内向けに使う言葉であり、社外の人に使うのは避けたほうが無難です。
(8)「先日の資料は、おわかりいただけましたでしょうか」
正解:「先日の資料でご不明な点はございませんか」
「わかりましたか?」というのは、上から目線の強調する言葉です。この場合は、慎重に言葉を選びましょう。
(9)「その日は、お休みをいただいております」
正解:「その日は、休みをとっております」
「いただく」は、くれる人を高める謙譲語です。
(10)「山田部長がよろしくとおっしゃっておりました」
正解:「部長の山田がよろしくと申しておりました」
社外の人に上司の伝言を伝える場合は、丁寧語を使います。「山田部長」も敬称なので、「部長の山田」もしくは、「山田」と伝えましょう。
敬語は使い方を間違えると、相手に不快な思いをさせてしまいます。まずは自分が間違って使っている敬語を知り、今日から意識をして正しい敬語を使うようにしましょう。
⇒こんな記事も読まれています
これだけは知っておきたい!印象に差がつく「電話応対マナー」10選
知っておきたい!オンライン会議で印象がグッとよくなるポイント6つ
よく触れるのに後回しにしがち?プロが教える「除菌&洗浄しておきたい場所」5つ(AD)
【画像】
※Jacob Lund、bbernard、Dean Drobot / Shutterstock