
汗と湿気でメイクを崩したくない!プロに聞いた「鉄壁ベースメイク」STEP4
段々と気温が高くなり、汗ばむ日が増えてきましたね。これからの時期に多いメイク悩みは、“汗・湿気によるメイク崩れ”ではないでしょうか。
メイクアップアーティストの小笠原彩さんによると、多くのメイクアップアーティストにとっても、夏の汗・湿気によるメイク崩れは悩みの種なんだとか。
そこで今回は小笠原さんに、崩れにくいベースメイクに仕上げるコツを教えてもらいました。汗をかかないようにすることは難しいので、”崩れづらくさせること”と”崩れても目立たなくさせること”に注力していきましょう。
夏のベースメイク崩れの原因とは?
まず夏のメイク崩れの原因の一つに、汗以外にも皮脂分泌による崩れ、乾燥からくる崩れがあります。なので、崩れは一概に汗だけで起こることではなく、皮脂と乾燥からくる崩れも考慮し、ベースメイクを仕上げる必要があるんです。
ポイントは、以下の通り。
・乾燥崩れを防ぐために、スキンケアを念入りにする
・皮脂崩れを防ぐために、皮脂分泌をコントロールする下地を取り入れる
・汗による崩れを防ぐために、汗をかいても密着している状態をキープする
この3点がとても重要です。3つのポイントを日常に取り入れられるメイクのコツをご紹介していきます。
夏のメイク崩れ対策!明日からはじめたい「ベースメイク」STEP4
1:スキンケアを念入りに、余分な油分はティッシュオフする
まずは念入りにスキンケアを行いましょう。
乾燥からくる崩れを防止するためにも、しっかりとスキンケアを行うことはとても重要です。筆者も仕事でモデルさんにメイクをするとき、まずスキンケアを重点的に行ないます。そうすることで、メイクの仕上がりが左右されるだけでなく、一日中撮影で動くモデルさんのメイクが崩れにくくなります。
化粧水をしっかり浸透させて、保湿を行いながら軽くマッサージ。最後に、余分な油分はティッシュオフしましょう。
2:皮脂分泌をコントロールする下地をスポンジでパッティングする
スキンケアを念入りに行ったら、一度お肌に浸透するまで数分時間をあけましょう。そのあとに、皮脂分泌をコントロールする下地を塗っていきます。化粧崩れを防ぐ効果のある下地を使うか使わないかで、メイク持ちが大きく変わります。下地を選ぶときは、“夏専用”のものを用意するのがおすすめです。
下地を塗ったあとは、軽くスポンジで全体をパッティング。この一手間でお肌への密着度が大きく変わり、崩れを防ぐことにつながります。
3:薄いベールのようにファンデーションを仕上げ、水スポンジでパッティングする
つぎに、ファンデーションを塗っていきます。大事なのは、とにかく薄く塗ること! 薄いベールをまとうようなイメージで塗布していきましょう。厚くぬれば塗るほど、崩れが目立ちやすくなるので、極限まで薄く塗るのが大切です。
また、より密着しやすいように、リキッドタイプを選ぶのがおすすめ。筆者はパール粒1つ分で、全顔を仕上げるように意識しています。
そして、ファンデーションを全体に塗布したら、密着させるためにスポンジでパッティングをしていきます。このとき、スポンジに水を含ませ、しっかり絞った状態でパッティングをすると、よりファンデーションがお肌に密着しますよ。上から水分でサンドイッチすることでファンデーションの崩れを防ぎます!
また、自然なツヤも出るので、ツヤ肌に仕上げたい人に特におすすめです。
4:仕上げパウダーのあとは、スプレーで水分とお粉をサンドイッチする
仕上げにフェイスパウダーをのせていきます。コツは薄く全体にのせていくこと。汗を吸着してくれるタイプや、密着するタイプを選ぶと、より崩れづらくなるのでおすすめです。
フェイスパウダーのあとに、仕上げ用のスプレーで水分を与えてあげると、よりお肌にお粉が密着していきます。サッと霧のように頭上にスプレーを吹いて、下をくぐるようなイメージで軽く水分を与えてあげましょう。専用のスプレーがない場合は、化粧水でもOK! 最後の仕上げでも、水分でサンドイッチにして仕上げていきましょう。
汗をかいたときは、決してこすらないように。こまめに汗をオフすることも大事です。
マスクをする機会が多い今、どうしても普段より崩れやすくなっています。もし気になる場合は、マスクをする部分だけ肌色補正効果のある下地だけを塗布し、目の上あたりからはファンデーションを塗るようにして対策をすると、崩れが気になりにくくなりますよ。
各ステップを入れていくのは少し手間にはなりますが、しっかり仕込めばのちのちメイク直しがとてもラクになるので、ぜひ取り入れてみてください!
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※Nomad_Soul、Tatiana Frank、Beautyimage / Shutterstock