
イライラが頭から離れない!気持ちを落ち着けたいときはこのポーズを
ヨガは体だけでなく、精神を整えるものでもあります。それぞれのポーズには、体を整えるのに加え、精神を整える効果もあるとされ、目的別にインストラクターが指導をしているのです。
そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、イライラが収まらなくて疲れてしまうときに試したいヨガポーズをご紹介します。
イライラすると頭ばかりが働いてしまう
何かの出来事で怒りを感じ、それがちょっとしたことだとしても頭から離れず、いつまでもこだわってしまう時、ありますよね。頭でその場面を何度も思い起こしたり、言いたくても言えなかったことを心の中で言葉にしてみたり……。
頭はちっとも休まらず、イライラが募るばかり。そんな時ヨガ的には、思考が自分自身をがんじがらめにし、本来安らかで穏やかだった自分の心が揺らいでしまっている、と考えます。
自分の中心「丹田」に集中
“丹田”と言う言葉を聞いたことがありますか? 武道などでも大切にする、おへそから少し下にある、自分の精神と体の中心とされる場所です。ここに意識を集中すると、心が安らかになり、体のバランス力が養われ、心身ともに安定感が増すとされています。思考は色々な事情に影響されますが、ここに意識を集中すると自分を大きな気持ちで見ることができ、イライラしている自分をも受け入れられるのです。
そんな、丹田に意識を集中して、気持ちをどっしりと安定させるのに最適なポーズのひとつが、“ウトカタアーサナ”。このポーズは、ひねりを加えることで、ウエストシェイプや足を引き締めるのにも効果があると考えられています。
パリブルッタ・ウトカタアーサナのやり方
(1)両足をこぶしひとつ分開けて立ちます。
(2)骨盤は、床に対して真っ直ぐに立てます。お尻に少し力を入れてお腹に自然と力が入るようにすると良いでしょう。

出典:https://gatta-media.com
(3)両手で合掌します。ひざを曲げて、椅子に座るようなイメージでお尻を床方向へ沈めていきます。
(4)上体を左方向へひねり、右腕を足(左足のひざ外側辺り)に引っ掛けましょう。

出典:https://gatta-media.com
(5)さらに背骨を上から下へひねるようにして目線は天井へ。
(6)10呼吸ほどキープします。
(7)反対側も同様に行いましょう。
イライラした時はもちろん、足腰を強化し引き締めたい時にも行いたいポーズです。簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
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